ユーロドル トランプ大統領コロナ感染で一時1.17割れ  (10/2夕)

2日の東京市場でユーロドルは軟調推移。

ユーロドル トランプ大統領コロナ感染で一時1.17割れ  (10/2夕)

ユーロドル トランプ大統領コロナ感染で一時1.17割れ 

〇ユーロドル トランプ大統領側近感染報道で軟調推移、本人感染の報で一時1.17割れ
〇ただ今のところは50pips程度の値動きで横ばい推移に著変なし
〇雇用統計とともに欧米市場での米大統領感染の材料消化が大きなテーマに浮上
〇米株先物もいったん持ち直すも再度下落に転じており、NY市場での株価、為替動向要注視

2日の東京市場でユーロドルは軟調推移。朝方1.17台半ばで寄り付いたユーロドルは、トランプ大統領の最側近の一人ホープ・ヒックス氏のコロナ感染が伝えられるとリスク回避のドル買いにじりじりと値を下げる展開となりました。そして午後に入ってトランプ大統領夫妻の感染確認が伝わると、金融市場は一気にリスクオフに傾き、株とともにユーロドルは急落。一時1.1696の安値をつけました。しかし、その後はやや持ち直し、東京時間19:00現在は1.1720レベルでの取引です。

今晩の雇用統計発表を待っていた金融市場は、トランプ大統領の感染という想定外の事態を十分消化しきれていない印象です。同じく急落後にいったん持ち直した米株先物もこの時間再び下落に転じており、今晩は雇用統計のみならず、トランプ大統領の感染を米国時間に金融市場がどのように吸収するのかが大きなテーマとなりました。

もっとも、ユーロドルに関しては、本日の下落幅も50pips程度にとどまっているため、ユーロドルのテクニカルには著変なし。一目均衡表の「雲」の中21日移動平均線の下での横ばい継続です。
ただ、最近のユーロドルは欧米時間に材料を反芻する傾向があり、今晩1.1693レベルの転換線を維持できるかは注目です。その下のサポートは90日線が1.1586、「雲」下限が1.1567です。

序盤の欧州主要株価指数はトランプ大統領コロナ感染の報にほぼ全面安。今晩雇用統計の発表は21:30その後23:00にミシガン大消費者マインド指数、米8月製造業受注、耐久財受注の発表もあります。

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ユーロドル日足

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