オーストラリア 8月小売売上高の予想

日本時間10月2日10時30分に発表予定です。

オーストラリア 8月小売売上高の予想

オーストラリア8月小売売上高の予想

明日、豪州の8月小売売上高が発表されます。前回はほぼ予想通りの3.2%(予想3.3%)となり、5月以降は順調に回復し、コロナ前の3月高値を越えるところまで来ました(下図ご参照)。8月は予想通りなら再度3月よりも下回っています。豪州首都圏中心にコロナウィルスの再拡大による悪化と見られているようです。
また、エコノミストの予想レンジでは、最悪▼6.3%まであるので、この辺りの数値になると、小反発した豪ドルに影響を与えるかもしれません。
尚、GDPベースでは4月の大幅ダウンがあるので、第3四半期は前期比プラスを維持していますが、9月も芳しくないと豪州中銀の経済見通しに修正の可能性がでるかもしれません。

オーストラリア8月小売売上高の予想

(10月1日10時現在)

小売売上高

小売売上高

2018年12月を100にしたもの(3月高値を上限にして赤い線を記載)

下図は豪ドル米ドルの日足チャートです。ラインAの抵抗線を上抜いてから、豪ドルは順調に強くなり、B(=0.7310)とC(=0.7570)に沿って上昇しました。しかしながら、D(=0.7410)で2回止められてから売りが強まり、サポートのBも下抜き、E(=0.7010)まで下落し、ここ3営業日で0.7185付近まで戻しています。当面の戻りは、0.7200の台変わりの抵抗線とF(=0.7270)の横サポートとなりそうです。後者を仮に越えてもBの抵抗線が効いています。その上値トライ継続には、ここ3営業日のサポート0.7090が守られていることが必要になります。仮に切れてしまうと、再度Eと深押しした場合にG(=0.6780)のサポートがあります。
明日の小売売上高に始まり、来週火曜日には貿易収支、中銀の金融政策が控えているので、数値や内容次第でEとFを試す流れになりそうです。

小売売上高 2枚目の画像

(2020年10月1日13:00、1豪ドル=0.7177米ドル)

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