3. ユーロ圏・米国の9月PMI景況指数速報値の予想(20/9/23)

ユーロ圏・米国の9月PMI景況指数速報値の予想(20/9/23)

日本時間2020年9月23日水曜日16時15分から順次発表予定です。

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ユーロ圏・米国の9月PMI景況指数速報値の予想(20/9/23)

ユーロ圏・米国の9月PMI景況指数速報値予想

本日、ユーロ圏及び米国の9月PMI指数速報値が発表されます。前回の欧州PMIは製造業・サービス業共に予想を大きく下回り、特にサービス業は低調でした。それでも好悪判断の50を越えています。しかしながら、それまでの改善度合いや結果は、欧州＞米国でしたが、8月は逆転しており、それがユーロドルの相場に反映した感じです。9月もこのままですと　米国＞欧州ですので、ユーロが弱い状態の中で予想以下の数値がでると相場に影響がでそうです。

ユーロ圏PMI指数

ユーロ圏の9月の製造業は8月より改善予想、サービス業は8月と概ね横這いの予想です。特にユーロ圏サービス業PMIは予想レンジの下限が50を切っていますので、結果には要注意となりそうです。また先週、シカゴはユーロロングのポジションを落としてきましたが、まだ17万8000枚と大きいので、今日の指標を材料視するのかを見ておきたいと思います。

（１） ユーロ圏製造業PMI景況指数

（１） ユーロ圏製造業PMI景況指数

（今回発表予想）2020年9月23日12時現在予想値

（２） ユーロ圏サービス業PMI景況指数

（２） ユーロ圏サービス業PMI景況指数

（今回発表予想）2020年9月23日12時現在予想値

米国9月PMI指数予想

製造業　　　　8月は53.1　　　　　　9月：53.5（レンジ52.0〜55.0）
サービス業　　8月は55.0　　　　　　9月：54.5（レンジ54.0〜56.0）
（東京時間22時45分発表）

8月の米国はユーロ圏よりも製造業・サービス業共に大きく上回った結果となりました。今回予想中間値でも欧州よりは良い数値になっています。また、米国8月のISM製造業景況指数56.0と7月（54.2）より改善している（下図）ので、今回の米PMIも予想通りに近い数値が想定されます。


下図は3地域の製造業PMI指数（米はISM）です。欧州は今回横這い程度の予想になっています。

ユーロ製造業PMI指数（青）、米ISM製造業指数（灰）、日本PMI製造業指数（オレンジ）

ユーロ製造業PMI指数（青）、米ISM製造業指数（灰）、日本PMI製造業指数（オレンジ）

（赤：50、青の矢印は9月ユーロ圏製造業PMI指数予想値）


尚、同日（23日）に米国の下記指標が発表されます。

ユーロ製造業PMI指数（青）、米ISM製造業指数（灰）、日本PMI製造業指数（オレンジ） 2枚目の画像

（今回予想2020年9月23日12時現在）

下記チャートはユーロドルの週足です。3月中旬の底値から上げたラインA（＝1.1060）に支えられ、ユーロ高トレンドになっています。その後5月中旬に一段と加速したラインB（＝1.1450）、更にC（＝1.1860）に沿ってユーロ高となりましたが、今週は実態で大きく下抜いています。短期的にはユーロの下値リスクが大きく、ラインE（＝1.1650）、D（＝1.1500）方向の動きになっています。日足のサポートが1.1690にあり、現在のスポットがそのサポートを切れ掛けていますので、今日終値で下抜くとこの週足のサポートEとDが視野に入ってきそうです。上値はラインF（＝1.1870）の抵抗線が効いています。また日足では1.1760〜70に抵抗線があるので、ユーロの底割れを阻止するには最低でもこのラインをクリアして日足を終えたいところです。今日のPMI指数は大きく振れると上下に動き易くなると思います。

ユーロ製造業PMI指数（青）、米ISM製造業指数（灰）、日本PMI製造業指数（オレンジ） 3枚目の画像

（9月23日14:45、1ユーロ＝1.1685ドル）

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