ユーロドル1.18台前半を堅調推移、ECB理事会前にポジション調整か(9/10夕)

10日の東京市場でユーロドルは堅調推移。

ユーロドル1.18台前半を堅調推移、ECB理事会前にポジション調整か(9/10夕)

ユーロドル1.18台前半を堅調推移、ECB理事会前にポジション調整か

10日の東京市場でユーロドルは堅調推移。朝方の1.18近辺からほぼ一方向のじり高となり、夕刻欧州勢参入後に一段とユーロ買いが加速。一時1.1837と昨晩の高値1.1834を上回る動きとなり、東京時間18:00現在は1.1835近辺で取引されています。

火曜連休明けには大幅な下げを継続した米株が、昨晩海外市場でようやく持ち直し、市場に安堵感が広がったことから、ユーロドルは昨晩底値1.1753から1.18台前半まで急速に値を戻す動きとなりました。
あまりに唐突な、英ジョンソン首相の「EU離脱協定反故宣言」と関連法案提出に端を発したポンド安の動きも一旦は収まり、市場は今晩のECB理事会の結果公表待ちです。

ECB理事会では政策金利等は変更されない見込みですが、先般のジャクソンホールでのFRBの平均インフレ率ターゲット化への方針転換を受けて、ECBも何らかの長期緩和策を打ち出すのではないかとの見方や、最近高官発言の相次いだユーロ高牽制がECB理事会でも取り上げられるのではないかとの思惑が広がっています。一方で9月のスタッフ作成の経済見通しが上方修正されるとの憶測もあって今回は普段よりもいろいろと波乱含みです。

テクニカルにはユーロドルは昨日の下落時に5月からの上昇トレンドラインを一時切る動きとなりましたが持ち直し、本日1.1770レベルの同ラインと1.1845レベルにある21日移動平均線に挟まれた位置にあります。ECB理事会後の動きで上下どちらかに抜ける場合には相場加速の可能性があり要注意です。

序盤の欧州主要株価指数は軟調推移。今晩、ECBの政策発表は今晩20:45から、ラガルド総裁の記者会見は21:30からです。また、その後米国でも21:30に新規失業保険申請数、21:30 8月PPI、23:00には 7月卸売在庫・売上高の発表が予定されており、米株動向ともども要注視です。

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ユーロドル日足

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