ユーロドル 昨晩年初来高値更新後急反落、本日も下落続く (9/2夕)

2日の東京市場でユーロドルは続落。

ユーロドル 昨晩年初来高値更新後急反落、本日も下落続く (9/2夕)

ユーロドル 昨晩年初来高値更新後急反落、本日も下落続く

〇ユーロドル昨晩1.2011の2年4か月ぶり高値をつけた後急落
〇達成感、米指標好調、レーンECB専務理事のユーロ高けん制発言が要因
〇テクニカルには5月以来のサポートレベルまで後退
〇ユーロ買いポジションの整理が進み、ドル売り再開の可能性と続落の可能性両睨み
〇今晩は重要イベント多く波乱含み、サポートレベルを維持できるか要注視

2日の東京市場でユーロドルは続落。ユーロドルは昨晩海外市場でもドル売りが加速、NY序盤に2年4か月ぶりの高値となる1.2011をつけました。しかし、その後米ISM製造業景況感指数が予想を上回る数値であったこと、ECBのレーン専務理事が「ECBは為替レートを政策目標とはしていないが、ユーロドルのレートは問題」と牽制したことで急落。東京時間を1.19台前半で迎えました。
本日東京時間にはユーロドルは一段安となり1.19丁度を挟んでのもみ合いとなりました。
さらに夕刻欧州勢参入後にはユーロ売りが一段と強まり、一時1.1852の安値をつけた後東京時間19:00現在は1.1870レベルで取引されています。

テクニカルにはユーロドルは5月以降の上昇局面でほぼ恒常的にサポートとなってきた、転換線(1.1883レベル)、基準線(1.1853)、21日移動平均線(1.1840レベル)のサポート帯に入ってきており、一旦はこのレベルで小康状態となっています。

市場では、この下落局面でユーロ買いポジションの整理が進んだこと、米国の金融緩和政策の長期化の方向性に変化がないことから再びドル売りが強まるとの見方が根強くあります。一方で7月のドル全面安時と比べると、米中関係はむしろ悪化しているものの、もう一つの大きなドル売り要因であった米国内でのコロナウイルス感染拡大に関しては、新規感染者数が7月ピーク時の半分程度まで落ち着いてきている点には注意を要します。
今晩この後海外時間に、上記1.1840-80のサポートレベルを維持することができるか要注視です。

序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面高。今晩この後は21:15に米ADP雇用統計、23:00米7月製造業受注と耐久財受注、23:30 週間原油在庫統計、27:00にベージュブックと重要イベントも多く、波乱含み。相場の乱高下には今晩も注意が必要です。

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ユーロドル日足

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