ドル円 106円台後半をじり高推移 米長期金利上昇で
〇ドル円106円台後半を上昇中
〇パウエル議長のインフレ目標修正発言にインフレ期待高まり米長期金利が上昇
〇テクニカルには107円手前でいったんは頭を抑えられるか
〇午後も米長期金利動向注視、ドル円107円を試す動きも要警戒
昨晩注目されたジャクソンホールでのパウエルFRB議長講演で、同議長はこれまで目標としていたインフレ率2%を超えた場合でも金融緩和を続けると述べ、やや予想外にインフレ目標を修正する方針を示しました。これを受けて、金融緩和長期化の思惑からいったんドル円は105.61まで急落しましたが、何らかのハト派発言が出るとの織り込みが進んでいたこと、先々のインフレ期待が高まったことで米長期金利が急反発に転じたことから、ドル円も急速に値を戻す動きとなり、NY終盤には106円台半ばに達しアジア時間につなぎました。
テクニカルにはドル円は昨晩からの上昇で21日移動平均線を上放れ、一目均衡表の「雲」(本日下限106.76)の下限に到達、また、本日106.94レベルの90日移動平均線をうかがう動きとなっています。そろそろ材料の消化も進んでおり、107円を前にいったんはドルの上昇も抑えられそうですが、本日午後も米長期金利の動向と、ドル円が上昇を続けさらに107円を試す動きには要警戒です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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