ユーロドル1.18台前半中心で方向感なく推移(8/20夕)

20日の東京市場でユーロドルは1.18台前半での小幅な動き。

ユーロドル1.18台前半中心で方向感なく推移(8/20夕)

ユーロドル1.18台前半中心で方向感なく推移

〇ユーロドル1.18台前半で小動き、昨晩海外時間にユーロドル急落
〇高水準のユーロ買いポジションの調整、FOMC議事要旨の緩和感後退、米国ドル売り要因の緩和が背景
〇テクニカルには今のところユーロ買い地合いを維持
〇海外時間にドル売り再開となるか、サポートラインを割りユーロ一段安となるか要注視

20日の東京市場でユーロドルは1.18台前半での小幅な動き。日中の取引レンジは1.1831-54と限られ東京時間16:00現在は1.1840レベルでの取引です。

昨晩海外市場ではユーロドルの伸び悩みから、一旦ユーロ買いのポジションを調整する動きが広がり、ユーロドルは1.19台を割り込む動きとなりました。未明に公表された7月のFOMC議事要旨では、新型コロナウイルス感染拡大による経済先行きの不透明さへの懸念と、緩和的金融政策の維持がうたわれていましたが、一方でここ数回議論されていたイールドカーブコントロールについて、現時点では効果が少なく、導入することのコスト(バランスシートの急拡大リスク、出口戦略の困難)に見合わないとされ、当面先送りされることが記されていました。

FOMCの内容が全般的に想定よりも先々の緩和拡大をイメージさせるものではなかったことから、米長期金利の上昇とドルの買戻しをまねき、ユーロドルはNY終盤に1.1831まで下落、そのままの水準で東京時間を迎えています。
昨晩はまた、延期された米中通商協議再開観測や、難航中の米追加景気刺激策妥協の可能性等が報じられたことで最近のドル全面安基調が緩んだ部分もありました。

テクニカルにはユーロドルは昨晩の急落後でも7月中旬以降の急な上昇トレンドの下限付近で踏みとどまった形。本日1.1839レベルの転換線や1.1830レベルのトレンド下限、1.1792レベルの21日移動平均線にサポートされ、ユーロ買い地合いを保っています。
本日海外時間にはドル売りが再開されユーロドルがこのレベルで下げ止まるのか、それともこのまま調整が続き、上記のテクニカルポイントを割り込む動きとなるのかが注目されます。

序盤の欧州株価指数先物は軟調推移。今晩この後は20:30にECB理事会議事要旨公表
21:30 米新規失業保険申請数、21:30に 8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、23:00に米7月景気先行指数の発表があります。

ユーロドル1.18台前半中心で方向感なく推移

ユーロドル日足

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