米7月鉱工業生産指数の予想
本日は米7月小売売上高に続き、7月鉱工業生産指数と同設備稼働率が発表されます。
(今回予想2020年8月14日9時現在)
前回6月の鉱工業生産指数(IP)は予想を下回る+5.4%でした。マイナスからは脱却しました。今回7月も連続してプラスの予想になっており、予想通りの結果が出れば、今年3月以来、IP指数が100(下図の赤い線)を越えることになります。
また、先行するNY連銀製造業景況指数(NY)が大きく回復しているので、両者の相関を見ると、今日の予想値は妥当と思われます。但し、NYは5ヶ月ぶりにプラスとなる+17.2(発表済7月分)ですが、3ヶ月移動平均線はまだ▼10.5に留まっています。NYは来週17日(月)に8月分が公表されます。
鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数(青の矢印が今日の発表値予想)
下図はドル円相場の日足チャートです。
2月中旬からのドル安はトレンドラインのE(=109円60銭)に沿って下落しています。3月中旬からは新たにラインA(=108円20銭)とそこから平行に下したB(=103円45銭)内でドルが下落しています。
現在の相場は7月下旬からのラインD(=106円40銭)をサポートにして、ドル安下での戻り高トライの調整中ですが、上値のラインC(=107円50銭)は7月中(〇印の横這い)に11日営業日も保合いとなっており、この横サポートは強くなっています。ここを抜けてからのA方向になります。逆にDを切れば、先々週安値の104円19銭、更にB方向を狙う構えに入りそうです。CとDの値幅が1円10銭ですので、今日の材料で上下抜けが駄目でも、来週後半には収斂の極みとなりそうです。
(2020年8月14日13:00、1ドル=106円93銭)
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