米7月小売売上高予想
本日米国の7月小売売上高が発表されます。この指標の他に、7月鉱工業生産指数、耐久財受注、8月ミシガン大消費者態度指数等が発表されます。
(今回予想2020年8月14日9時現在)
前回6月の米国小売売上高は全体・除く自動車共に予想を越えるプラスとなりました。7月予想値はその反動で伸びが減速していますが、予想中間値ではプラスを維持しています。
下図(1)の前月比ベースでは、伸び率が大きく下がっていますが、オレンジ色の移動平均線は+0.3%になり、水面上に戻っています。また(2)の実数値ベースを見ると、予想通りの数値がでれば、僅かながらも今年1月高値を少し上回る水準まで回復しています。
今回の数値に関しては、経済の流れとしてはまずまずですが、前回よりも下がりますので、市場は予想中間値よりも良いか悪いかの捉え方になりそうです。レンジの上下限に近づく結果になれば相場へ影響が出てきそうです。
米小売売上高
(1) 前月比ベースと6ヶ月移動平均線、赤い線はゼロ、〇印は今回予想値)
(2) 実数値ベース(青の矢印が今回予想値。赤い線は2020年1月高値)
14日発表のその他米国経済指標
下図はユーロドルの日足チャートです。先週の雇用統計前に作成したチャートと変わらず、1週間経過しましたが、まだラインA(=1.1916)とB(=1.1695)で横這いを続けています。
RSIは僅か1週間で75.89⇒65.41まで下がりました。まだ60を越えているので、ユーロ買われ過ぎは完全に解消していませんが、時間調整は順調の様です。
このまま行けばAとBの横這い傾向が続きそうですが、もし値幅調整になると、Bを割りC(=1.1480)、D(=1.1385)方向のトライになりそうです。
逆にAを越えてくればいよいよ2008年のユーロ高値からの抵抗線をまず週足で上抜いていく形になります。上ヒゲだけの抜けなど騙しもあるので、1.1950ドル以上で月末を終われば確認できます。
今日の小売売上高に始まり、ミシガン大消費者態度指数までの数値が予想より大きく乖離する状況にでもなれば、AとB抜けの可能性が出てきそうです。
(2020年8月14日10:15、1ユーロ=1.1810ドル)
オーダー/ポジション状況
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