オーストラリア 7月失業率
明日10時30分に豪州失業率関連指標が発表されます。予想は以下となっています。
(8月12日14時現在)
(1) 就業者数
前回6月は予想を大幅に上回る数値になりました。7月は微増になります。4月・5月に大きなマイナスとなりましたが、7月予想通りなら、2ヶ月連続プラスになり、移動平均線(下図オレンジ色)が+0.44万人になります。コロナウィルスの悪影響を払拭できるか注目されます。但し、予想レンジは▼12万人もありますので、予断は許さない感じで、また6月は予想の倍になりましたので、この数値の下方修正も念頭に置く必要がありそうです。
(赤い線はゼロ、黒い線より右側は今回予想値)
(2) 失業率
6月の結果は7.4%で、7月は一段と悪化の7.8%予想になっています。5月に中銀が発表した失業率見通しでは、2020年6月末10%、12月末9%、2021年6月末8.5%ですので、見通しよりは良い結果になっています。
下図の青い矢印が今回の予想です。
下図は豪ドル・米ドルの日足です。今年3月中旬からの豪ドル上げサポートラインA(=0.7160)に沿って上がってきましたが、ここ1〜2日でラインAを切れ始めています。ラインB(=0.7270)との上昇ウェッジを下に切ることになりそうで、その場合はラインD(=0,7080)に当たります。もしここも維持できないとBから平行に下したサポートラインC(=0.6980)が控えています。昨日のシカゴポジション242内でのアセンディングトライアングルはDとAに相当し、一度上抜けしましたが、0.7230〜40で2回止められました。そしてCを下抜けると押しが深いとしましたが、豪ドル高トレンドライン起点の0.6790辺りが視野に入りそうです。上値は0.7240を越えることが必要で、越えてもウェッジ上限の0.7270が抵抗線になっています。今日のNZ中銀金融政策でNZドル高の懸念を示唆していましたが、豪州中銀も同様なことがありますので、明日の予想数値が下回った場合は要注意になりそうです。
(1豪ドル=0.7128米ドル、8月12日15時50分現在)
オーダー/ポジション状況
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