オーストラリアの6月貿易収支の予想
明朝、豪州の6月貿易収支が発表されます。
(今回発表予想8月3日13時現在)
過去の推移と3ヶ月移動平均
(2020年5月現在:○印は各年6月、黒線右側は今回6月予想値、緑はゼロ、青は2016年12月の黒字額基準)
前回5月は予想を下回る数値になりましたが、2016年10月以前と比較すると隔世の感があります。2016年12月に黒字急騰した時点を大きく下回ることがなく、黒字を積み上げています。さすがに伸び率は横這いかマイナスですが、絶対額が大きいままです。また今回6月に関して、エコノミストの輸出入の伸びは、中間値ベースで輸出+4%、輸入+3%の予想になっているので、内容的にも内外需拡大ですので、予想通りなら数値としては良いものと思われます。
GDPベースでは、2019年2Qの月平均+61.31億豪ドル、2020年1Qが同+65.59億豪ドルとなり、今回6月の予想数値を加味すると、2Qの月平均は+85.41億豪ドルとなり、前年比で39.3%増、前期比で30.2%増になります。貿易収支のGDP貢献度は依然として高いままになっています。
明日の小売売上高と貿易収支は予想値が良くなっていますので、この通りなら豪ドルには好材料になりますが、午後には中銀金融政策が控えているのと、ここ数ヶ月でかなりの豪ドル高にきていますので、市場はどの様に受け止めるのかを注目したいと思います。
(8月3日15:50、1豪ドル=0.7,121米ドル)
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