A$シカゴポジション(2020年7月14日現在)

前週のシカゴ豪ドルポジションは遂に豪ドルロングになりました。

A$シカゴポジション(2020年7月14日現在)

シカゴポジション(CME)239

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)239

主要通貨ポジション(単位:枚)(2020年7月14日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

前週のシカゴ豪ドルポジションは遂に豪ドルロングになりました。まだ直ぐにひっくり返せるポジション枚数ですが、豪ドルを最後にロングにしていたのは2018年4月以来のことです。この開始が2016年2月(途中6月に5週程度ショートに切り返しています)からですので、やはり2年強のポジション維持になっています。いよいよ豪ドルロングに切り返す端緒になるのか今後の動向に注意します。ロングポジションが2万枚を越えたり、あるいはその期間が10週間程度維持すれば、過去のパターンではほぼ間違いなくそのまま1年半以上はそのポジションで推移すると思われます。

ただ今回のロング転換も、内訳をみるとロング800枚増、ショート4,141枚減ですので、積極的にロングを積み上げた訳ではありません。それでもユーロや円と同様にドル安クラブへの仲間入りになります。チャートを見ると、黒の抵抗線0.7060米ドルと上げサポート0.6900米ドルの160ピップスレンジで収斂を続けています。まだ暫くはこのままの横流れで行きそうですが、上値を越えてくるとシカゴは豪ドルロングを積み上げてくると思いますが、下限を切れた時に押し目を買うのか、テクニカル割れで戻りを売るのか注目されます。

さて実際の相場は、0.6900〜0.7080米ドル(週足では0.6850〜0.7080米ドル)のアセンディングトライアングルの収斂を継続しています。下抜けば0.6680米ドル方向(確認の意味で週足の下限0.6850米ドル割れを重視します)、上抜けば短期豪ドル高トレンドライン上限の0.7350米ドル方向に行き易くなります。但し、先週もこのまま収斂続けば、その極みは8月20日ころまで継続することになりますので、やはり上下を抜いてから対応した方が良いかと思います。また、短期的に0.6900〜0.7060米ドルの豪ドル高トレンドラインを形成していますので、残り3〜4日程度で、上限が0.7080米ドルで交差することになり、越えた場合には、このトレンドライン上限が上値目途になります。

シカゴポジション(CME)239 2枚目の画像

(1豪ドル=0.6988米ドル、7月20日14:45)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る