シカゴポジション(CME)238
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
主要通貨ポジション(単位:枚)(2020年7月7日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
前週のシカゴの豪ドルポジションは遂にスクエアとなりました。内訳はロング4,700枚増、ショート2,500枚増で、先週に続きポジション枚数を増やしての調整です。先週は7,200枚増で、その前は6,100枚増でしたので、計13,300枚増となり、方向感ないままに思惑持ってのポジション形成になっています。1方向に動くと先週以上にアゲインストのポジション調整が出易くなります。チャートを見ると、横の黒い線の抵抗線と赤いサポートで収斂していましたが、横流れで新たに黒のサポートを書き加えましたが、5週続けての横流れの収斂を継続しています。0.6900〜0.7060米ドルレンジですので、当面は明日のシカゴ締日の終値をウォッチします。
さて実際の相場は、0.6895〜0.7080米ドル(週足では0.6845〜0.7080米ドル)のアセンディングトライアングルの収斂をまだ継続しています。先週同様に、下抜けば0.6680米ドル方向(確認の意味で週足の下限0.6845米ドル割れを重視します)、上抜けば短期豪ドル高トレンドライン上限の0.7350米ドル方向に行き易くなります。この短期豪ドル高トレンドラインの下限は同じく0.6895米ドルですので、現状ではトレンドライン下限に近いところまで調整していることになります。
既に6月10日に付けた高値0.7065米ドルから1ヶ月強経過していますので、そろそろ動き始めてもおかしくありませんが、このアセンディングトライアングルの究極の収斂は8月20日となっているので、最悪は1ヶ月以上もこのまま横流れの可能性もあります。この間、先にシカゴ筋がポジション枚数を1方向に傾けていくと思いますので、今後2〜3週先の状況をウォッチして、新たな豪ドル相場の方向性を見つけたいと思います。
(1豪ドル=0.6981米ドル、7月13日14:20)
オーダー/ポジション状況
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