オーストラリアの5月貿易収支予想
明日の午前中に豪州の5月貿易収支が発表されます。
(今回発表予想)7月1日12時現在
過去の推移と3ヶ月移動平均
(2020年4月現在:○印は各年5月、黒線右側は今回5月予想値、緑はゼロ、青は2016年12月の黒字額基準)
前回4月は予想を上回る数値になりました。収支の流れは昨年央から黒字幅が減り、年末まで50億豪ドル付近で推移していましたが、2020年に入ると大幅な黒字増加となっています。
但し、エコノミストの輸出入の伸びは、中間値ベースで輸出▼7%、輸入▼9%の予想になっているので、内容的には非常に悪い中での黒字額拡大になっています。
外需に関しては、オセアニア地区以外はコロナの影響で芳しくないのは解りますが、内需も落ちているのは気に掛かる状況です。最近、終息していたコロナウィルスが豪州内で感染拡大か?とのニュースもあるので、6月以降の数値も懸念されます。
GDPベースでは、2019年2Qの月平均+61.30億豪ドル、2020年1Qが同+65.58億豪ドルとなり、今回5月が予想数値を加味すると、2Qの月平均は+89億豪ドルとなり、前年比で45.2%増、前期比で35.7%増になります。貿易収支のGDP貢献度は高いままになっています。
下図は豪ドル対米ドルの週足です。ラインA(=0.6850)に沿って豪ドル高を続け、2018年初高値からのラインB(=0.6740)も越えましたが、2019年7月高値のラインC(=0.7070)に止められて、現在はラインAに絡んだ動きになっています。このまま横流れになるとAを切りますので、次はBとD(=0.6660)の順になります。
シカゴのポジションもほぼスクエアになったので、次の方向感が出るまでCとDのレンジになる可能性も高いと思われます。
尚、上値はシカゴポジション236内で記した0.6920〜30、0.6980、0.7020、0.7060〜70米ドルの順にある抵抗線、下値は0.6840、0.6790〜0.68、0.6740〜50、0.6690、0.6660米ドルの順にサポートあります。
(7月1日13:45、1豪ドル=0.6895米ドル)
オーダー/ポジション状況
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A$シカゴポジション(2020年6月23日現在)
前週のシカゴの豪ドルポジションはショートを減らし、一段とスクエアに近い水準まできました。
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