ドル円 高値更新後に反落一時108円台のせ(7/1午前)

1日午前の東京市場でドル円は高値更新後に急落。

ドル円 高値更新後に反落一時108円台のせ(7/1午前)

ドル円 高値更新後に反落、一時108円台のせ

〇ドル円108.16まで上伸後に急落、株価の軟調、連休前の利益確定等の動きか
〇日銀短観の数値の悪化も株式、為替市場の重しに
〇週末米独立記念日の祝日前のイベント集中前で様子見継続か

1日午前の東京市場でドル円は高値更新後に急落。昨晩米国時間に発表された米消費者信頼感指数が98.1と大きく改善したことから昨晩ドル円は108円手前まで上昇しました。本日午前中は実需とみられるドル買いが強まり108円を突破10時前には108.16の高値を付けましたが、その後は反落、日経平均がマイナスに転じたこともあり、ドル円は急速に値を下げて、東京時間正午現在は107.69レベルでの取引です。

朝方日銀が発表した4-6期の短期経済観測(日銀短観)で大企業製造業は-34と過去二番目の落ち込み、自動車、鉄鋼等が足を引っ張る形となっています。また、非製造業も-17に悪化、中でも宿泊飲食サービスは-91となっており、コロナによる影響の大きさが業種別に数値化された形です。
一方でその後発表された中国の民間調査の製造業PMIは51.2と前日の政府公表のもの同様に予想を上回る改善を見せています。

テクニカルにはドル円は一目均衡表の「雲」の中での推移。昨日21日移動平均線、90日移動平均線をクリア、6/5からの下落の半値戻し(107.96)も達成しましたが、やや失速気味です。
市場は本日から明日にかけてのイベント待ち。今週末金曜が米市場休場のため明日発表となる雇用統計、今晩のISM指数、明日未明の6月FOMC議事要旨等三連休前に材料が並び波乱含みですが、それまでは方向探りが継続しそうです。

ドル円 高値更新後に反落、一時108円台のせ

ドル円日足

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