ユーロドル強含み ECB理事会控え取引は抑制気味か(4/30夕)

30日の東京市場でユーロドルは小幅に上値を広げる動き。

ユーロドル強含み ECB理事会控え取引は抑制気味か(4/30夕)

ユーロドル強含み ECB理事会控え取引は抑制気味か(4/30夕)

30日の東京市場でユーロドルは小幅に上値を広げる動き。日中は1.08台後半で方向感に欠ける動きとなりましたが、夕刻欧州勢参入後上値を広げ一時約10日ぶりの高値となる1.0891をつけた後東京時間18:30現在は1.0880-85レベルの取引です。

夕刻発表されたドイツの4月の失業保険申請者数は事前予想の7万4千人を大幅に上回る37万3千人と発表されました。ドイツの始業保険申請者数が為替市場で話題になること自体が珍しいことです。またその後発表された欧州圏の第1四半期のGDPは事前予想通りの-3.8%でしたが、これは1995年に統計が開始されて以来最悪の水準です。一方同時に発表された4月のCPIはコアベースで+0.9%と事前予想をやや上回る数値でした。

日銀、FRBに続き本日はECB理事会が開催されますが、政策金利の変更は予想されていません。
ただ、GDPの記録的悪化を受けて、一層の支援策、景気刺激策が求められることは明白で、市場では緊急債券買入枠の拡大等の決定が予想されています。
序盤の欧州株価指数先物はまちまち、ECBの政策発表はこの後20:45、ラガルド総裁の記者会見は21:30からです。

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