欧州中央銀行(ECB)政策金利発表(20/4/30)

2020年4月30日木曜日の東京時間20時45分から政策金利公表予定、ラガルド総裁記者会見は21時30分からを予定しています。

欧州中央銀行(ECB)政策金利発表(20/4/30)

欧州中央銀行(ECB)政策金利発表

本日のECB金融政策はエコノミスト予想値では据え置きになっています。唯一、中銀への預金金利にレンジがある位です。

欧州中央銀行(ECB)政策金利発表

既に主要国はほぼゼロ金利になっていますので、政策金利変更の余地が少なく、エコノミストも今日の新たな政策は債券購入額の増額予想に留まっています。
また、ラガルド総裁の記者会見でコロナウィルスによる経済減速に関する具体的数値が出るか否かがポイントで、その後の経済指標の判断基準になるので、注目します。

尚、前回2020年3月13日金融政策後、ECBラガルド総裁記者会見要旨の一部抜粋(経済数値関連中心)を添付します。
(ラガルド総裁記者会見要旨)

欧州中央銀行(ECB)政策金利発表 2枚目の画像

(本文一部、財政政策、通貨供給などは略、及び質疑応答も略)
(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。
出所:ECB HPから

欧州中央銀行(ECB)政策金利発表 3枚目の画像

上図はユーロドルの週足です。過去に添付したチャートをほとんど変わらず、A(=1.1200)とB(=1.0650)のユーロ安トレンドライン内で推移しています。仮にAを越えてもC(=1.1450)が控えています。

欧州中央銀行(ECB)政策金利発表 4枚目の画像

次いで上図は日足チャートです。現在はD(=1.0940)とE(=1.0730)で3角保合いを形成して、収斂しています。上抜いた場合は次のポイントとしてF(=1.1050)になります。
逆に下値を割れば、ダブルボトム1.0630〜40であるGになります。ここは週足のBに近い水準になります。日足では上下で210ピップス程度のレンジしか残されていないので、今日のECB金融政策やHICP、失業率などの数値でレンジに抑え込まれたとしても、5月にはレンジ抜けの動きがでてきそうです。
(2020年4月30日10:30、1ユーロ=1.0865ドル、=116円00銭)

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