ユーロドル 夕刻の製造業PMI下振れで持ち合い下抜けか (4/23夕)

23日の東京市場でユーロドルは横ばい後に下落。

ユーロドル 夕刻の製造業PMI下振れで持ち合い下抜けか (4/23夕)

ユーロドル 夕刻の製造業PMI下振れで持ち合い下抜けか

23日の東京市場でユーロドルは横ばい後に下落。日中は1.08台前半で方向感なく推移しましたが、夕刻相次いで発表された4月の独消費者信頼感指数、仏、独、ユーロ圏のPMI(景況感指数)が軒並み事前予想を下回ると下落に転じ、4/7以来の1.08割れとなっています。ユーロドルは東京時間18:30現在ここまでの安値1.0780近辺で取引されています。

PMIは特にサービス業での悪化が目立ち、仏、独、ユーロ圏が10.4、15.9、11.7といずれも10台、好況不況の分かれ目である50を大きく下回りました。ヘッドラインの製造業PMIも30台で揃い、新型コロナウイルス感染拡大の影響の甚大さを改めて認識させる内容となっています。

テクニカルには本日の下落で、ユーロドルは三角持ち合いを下抜けて、ユーロ軟調地合い。
あまりサポートらしいものは見当たらないので、当面のターゲット4/6安値1.0769を下抜けると、3/23安値の1.0636あたりまで下値余地が広がります。

序盤の欧州株価指数先物はPMIの悪化を受けて下落するも、原油先物市場が小幅に反発していることで持ち直し、前日比ではプラス圏を回復しつつあります。今晩この後は米国で21:30に新規失業保険申請数、22:45に製造業・サービス業PMI速報値、23:00に新築住宅販売の発表が予定されています。

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