ユーロ圏・米国の4月PMI景況指数速報値の予想
本日(23日)、ユーロ圏及び米国の4月PMI指数速報値が発表されます。前月は突発発生かつ拡散したコロナウィルスの影響により、サービス業PMI指数が予想を大きく下回りました。4月は製造業・サービス業共に前月より悪化する予想になっています。
ユーロ圏PMI指数
ユーロ圏の製造業PMI指数の3月結果は予想よりも上回りました。好悪判断の50を下回っているものの市場は悪材料視しませんでしたが、サービス業が大幅に悪化したことによりコロナウィルスの影響の大きさを認識しています。今日の4月PMI指数は両指数共に一段と下がる予想ですので、@結果が予想以下になった場合、Aレンジ下限に近い数値やそれ以下の場合、に市場がどの様な反応するのか確認したいと思います。
(1)ユーロ圏製造業PMI景況指数
(2)ユーロ圏サービス業PMI景況指数
(今回発表予想)2020年4月23日 9時半現在予想値
米国4月PMI指数予想(東京時間22時45分発表)
製造業 4月:35.0(レンジ29.0〜45.0) (3月は48.5)
サービス業 4月:30.0(レンジ25.0〜41.0) (3月は39.8)
米国はユーロよりも製造業が悪化、サービス業が良好になっており、前回と逆転しています。
尚、ユーロ・米国は以下の数値が同日に発表予定です。
(今回予想2020年4月23日9時半現在)
ユーロ製造業PMI指数(青)と米(灰)ISM製造業指数、日本(オレンジ)PMI製造業指数
(こげ茶:50)
2019年1月以降の拡大図:緑線より右側の青色がユーロ圏4月製造業PMI指数の予想値
下記チャートはユーロドル日足です。ラインA(1.10)とB(1.0920)の3角保合いを下抜けており短期的にユーロが弱い状態になっています。当面はラインCの1.0790がポイントですが、もし下に切れば3月23日に空けた窓D(1.0730)を埋める動きとなり、更に一段下は3月20日の底値1.0638のダブルボトムになります。上値はBが当面の抵抗線で、Aを上抜けて行かない限りユーロは弱いままです。
(4月23日11:05、1ユーロ=1.0816ドル)
オーダー/ポジション状況
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