英国EU離脱リスクは後退?(2016年6月8日)

6月米利上げの

英国EU離脱リスクは後退?(2016年6月8日)

ユーロドル:6月8日のファンダメンタル分析

テーマ:英国EU離脱リスクが後退すれば、7月米利上げの可能性が残る。

FRBの米利上げの判断基準は、
1. 米国労働市場の完全雇用
2. 米国物価上昇率の目標2%のクリア
の2点です。

市場の関心は、そのFRBの利上げはいつかという点です。
昨今の発表された各指標からすれば、そろそろとの観測が強く、6月14〜15日でのFOMCか、もし見送りでも7月利上げは可能性があるとされます。

そのポイントは、6月23日の英国EU離脱に関しての国民投票にある様です。
もし仮に離脱となった場合の市場の動揺、リスク・オフの動き、これらを見極めて金融政策を発動すべき局面が来るかもしれず、その6月23日前での、米利上げの判断をFRBはしないでしょう。
ただ、あと2週間に迫った今、世論調査では残留が7割を超えているので、このまま残留となれば、
この6月のFOMCは、間に合わず無理としても、7月のFOMCでは米利上げの可能性は高いと見ます。

ユーロドル:6月8日のテクニカル分析

ユーロの上値は限定的

ポイント: 7日高値の後は横ばい推移で、上昇してきた5日線1.1350水準を試しています。6日安値の1.1323と、6日高値の1.1392の間のレンジで推移しているため、6日安値の1.1323割れを回避の内は高値形成への上昇継続か、新たな強気サイクル入りとして、1.145前後への上昇を想定します。
6日安値の1.1323を割り込む場合は弱気サイクル入りとし、次の安値形成期への下落を想定します。その場合の下値目途は、上昇しつつある転換線の1.1250前後でしょう。

ユーロドルもドル円同様、1.14台に届かず試行錯誤が継続、引き続き英国民投票の成り行き次第ですが、仮に英国がユーロ残留になったとしても、これまでのユーロポンドのロング解消売りに押され、ユーロの上値は限定的でしょう。

下値は1.13台を維持していますが、英EU離脱問題や米利上げタイミングの不確実性に左右される展開で、積極的に上値を試す地合いではなく、当面1.14台からの高値追いには要注意。

今日のレンジは、1.1300~1.1400と見ます。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る