ユーロドル続落 再び1.10割れ
31日の東京市場でユーロドルは軟調推移。年度末の実需とみられるユーロ売りに午前中一旦1.10を割り込みました。その後一旦は回復したものの、夕刻にかけ再度ユーロ売りが強まり下げ幅を拡大。東京時間20:00現在は1.0952レベルの取引です。
本日日中は本邦年度末の月末ということもあり、ユーロドル相場は実需中心の取引が続いたものと見られます。夕刻発表となった仏、EUの3月の消費者物価指数は不冴えな結果でしたが、為替市場の反応は限られました。
WHOは30日に欧州の感染拡大が若干落ち着きを見せているとして、ピークに近づきつつある可能性を示唆。市場は欧米での感染者数や死者数の推移から、さらなる前向きな材料を期待して、控えめな楽観の中で待ちの様相です。
テクニカルにはユーロドルは昨晩からの下落で、厚めのサポートと見られていた200日、21日、90日の各移動平均線をずるずると下抜けて、一目均衡表の「雲」の中に突入。この間テクニカル面での手ごたえはほとんど感じられませんでした。
本日、決算期のずれる欧米は年度末ではないものの、株式市場が若干の落ち着きを見せている中で、週末に雇用統計を控えた月末で投機的な動きは限られそうです。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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