ユーロドル小幅反落 株式市場軟調でドルじり高(3/30夕)

30日の東京市場でユーロドルはじり安推移。

ユーロドル小幅反落 株式市場軟調でドルじり高(3/30夕)

ユーロドル小幅反落 株式市場軟調継続でドルじり高

30日の東京市場でユーロドルはじり安推移。週明けも米株価指数先物が下げて始まったこと、コロナウイルス終息が未だ見通せない状況が続いていることから、市場のリスク回避姿勢が強まりドルが主要通貨に対して強含む動きとなりました。朝方1.11台半ばで取引されたユーロドルもじりじりと値を下げて1.10台後半まで押し戻されており、東京時間18:00現在は1.1087レベルで取引されています。ただし、先週連日乱高下したことを考えれば、本日はここまで比較的落ち着いた動きと感じられます。

テクニカルにはユーロドルは本日朝方につけた高値1.1163が3/9からの下落の61.8%戻し(1.1167)にほぼとどいたことで一旦達成感が出ています。一方で先週末に上抜けてきた強い抵抗帯の200日線(1.1080)から21日線(1.1066レベル)、90日線(1.1049)までが逆にサポートに転じていて、底値もそれなりに堅そうです。

ユーロドルは先週、先々週と米ドルに引っ張られる形での一方向の下げ、上げを経て、やや水準観を見失っている状況。株式を中心とする金融市場が落ち着きを取り戻せば適正水準探りが始まるものと思われますが、今週がそういう状況となるかは今のところ見通せません。

序盤の主要国欧州株価指数は軒並み0.5%-1.5%程度の下落。本日この後は21:00に独3月のCPI速報値、23:00には米2月の中古住宅販売の発表があります。

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