南ア格付け切り下げ回避でランド反騰
S&Pは見直し中だった南アフリカの格付けの据え置きを発表、これを受けて南アフリカランドは急騰しました。
発表前対円で6.98円レベルであった南アフリカランドは7.08まで上昇、また対ドルでも5月半ば以来の15.13レベルで取引されています。
対ドルに関しては事前に発表されていた米国の雇用統計の数値が予想外に悪化したこともドル売りとなった原因の一つです。
S&Pは見通しについてもネガティブを継続しましたが、エネルギーセクターなどには改善が見られ、また中銀はよくコントロールが行き届いているとする一方でGDPの伸びの弱さが見られると指摘、2017年の成長を1.5%程度と予測しています。
いずれにせよ、事前には五分五分とされた投資不適格級への格下げを回避できたことで市場には安堵感が広がっており、南アの株式指数も約1%上昇しています。
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