ユーロドル1.08台後半 米長期金利低下に伴い反発続く
26日の東京市場でユーロドルは1.08台での推移。夕刻欧州勢参入後は一時1.09に迫る勢いを見せましたが、1.0898までで反落、東京時間19:30現在は1.0875レベルでの取引です。
新型コロナウイルスの感染拡大が海外でも広がりを見せる中、昨晩も主要市場でスパイラル的な株安が止まらず、NYダウは2日連続3%超の下落となりました。リスク回避姿勢の高まりに米長期金利も一段と低下、未明には10年もの国債金利が1.30%の史上最低値をつけています。
欧州でのコロナウイルス感染拡大が続く中、イタリアからフランス、スペイン、ドイツへと感染地域が拡大するなど、ユーロ売りの材料にも事欠きませんが、ユーロドルにおいては米金利低下によるドル売りがユーロ売りに勝った形です。
テクニカルにはユーロドルは転換線を交わし、本日1.0915付近を低下中の21日移動平均線に接近中です。上記の通りユーロドルは長期金利を中心とする米ドル要因で動いている状況で、ユーロに主体的買い要因があるわけではありませんが、1.0900-15レベルを超えて上昇すると、やや雰囲気が変わってくるかもしれません。
序盤の欧州株価指数先物は本日も軟調なスタート。NYダウ先物も前日比プラス圏とマイナス圏を行き来する状況で、本日も欧米市場での株価下落が続くのかが注目されます。
本日この後は24:00に米1月新築住宅販売件数、24:30には週間原油在庫統計の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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