ニュージーランド 1月貿易収支の予想
明朝の木曜日（27日）にNZの1月貿易収支が発表されます。
（今回発表予想2月26日9時00分現在）
NZの貿易収支は季節要因（主な要因はキーウィ―輸出）として、例年3〜5月に黒字のピークとなり、7〜10月にかけて赤字拡大傾向となっています。前回12月は例年ゼロに近い数値でしたが、予想を上回る＋5.47億NZドルになりました。今回1月分は▼5.49億NZドルとなっています。
NZの貿易収支推移（青）と3ヶ月移動平均線（オレンジ）
（○印は各年1月、縦の黒い線より右側は今回予想値、赤い線は収支ゼロ）
例年1月（上図〇印）を見ると、水面すれすれから水面下となっており、2017年1月以降の3年平均は▼6.08億NZドルですので、今回予想もさほど驚くようなマイナスではありません。また、12月の反動が含まれていると思われます。
尚、GDPベースでの四半期の月平均比較では2019年1Qは▼0.68億NZドル、3Qは▼12.28億NZドル、4Qは▼4.29億NZドルとなっており、2020年1QはGDPに対して前年比・前期比共にマイナス要因から始まります。
上図は輸出入の各月推移です。オレンジ横線は輸入、青横線は輸出で、今回予想を上限にして引いています。〇印は各年1月です。ほぼ例年通りになっています。
1月貿易収支の内訳予想は輸出44.7億NZドル（レンジ41.5〜48.0億NZドル、12月は55.4億NZドル）、輸入50.0億NZドル（レンジ47.0〜54.4億NZドル、12月は50.0億NZドル）となっています。
NZドル米ドル相場は火曜日のシカゴポジション218内でのNZドル安トレンドライン0.6295〜0.6465米ドルに沿って緩やかに下落しています。今日現在では約5ピップス程度落ちているので、現在は0.6290〜0.6460米ドルになっています。横サポートが0.6300〜05米ドルにあるので、この0.6290〜0.6305米ドルゾーンに止められている形です。まだ緩やかなNZドル下げを見ていますが、来週月曜日にはトレンドライン下限が0.6260〜65米ドルにくるとしましたが、もし先に下限を割ってしまうと0.6250、0.6230、0.6200米ドルの順にトライする形になりそうです。上値は目先の天井0.6360米ドルを越えて終わることが必要になります。
（2月26日10:25、1NZドル＝0.6312米ドル）
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