オーストラリアの12月貿易収支の予想
(今回発表予想)2月5日12時現在
前回11月は予想を大きく上回る数値になりました。そして2019年6月からの黒字縮小傾向は小休止となりました。今回は11月と同程度の黒字幅になっています。
既に発表済の中国の12月貿易収支は輸入が前月比16.3%になりましたので、豪州からの輸入も増加している可能性が高いので、予想の範囲内には収まりそうです。
また季節要因では(例年12月:下図○印)は上下に極端となっていることが多いので、予想レンジを外れることも想定しておきます。
過去の推移と3ヶ月移動平均(2019年11月現在:○印は各年12月、黒線右側は今回12月予想値、緑はゼロ)
さて、GDPベースでは、2018年4Qが月平均+30.11億豪ドル、2019年1Qが同+48.95億豪ドル、2Qが同+61.91億豪ドル、3Qが同+67.08億豪ドルです。今回予想通りになれ4Qは51.58億豪ドルですので、前年比では71%増と大きな伸びになっていますが、前期比では▼23.1%になります。前期比ベースではGDPに与える貿易収支部門は足を引っ張る可能性が強まります。
尚、コロナウィルスの影響が1月中旬から出始め、2月上旬の現在も継続中ですので、1月以降の中国及び豪州貿易収支は重要になりそうです。
豪ドル/米ドル週足
豪ドル対米ドルの相場は、シカゴ215内での週足の豪ドル安トレンドラインが0.6990〜0.6420米ドルにあるとしましたが、上記チャートのラインAとBに相当します。トレンド内のラインCが0.6670米ドルにあり、ここで3回も止められています。ここを下抜けない限り、レンジ下限トライへのエネルギーはでません。昨日までの週足が差し込み線になっているので、このままの水準以上で今週末終わると目先は一度戻り高をトライすることになりそうです。38週線(赤)が0.6860、62週線(青)が0.6955にあります。
豪ドル/米ドル日足
さて目先は上記日足チャートになります。Cは週足と同じ0.6670米ドル、Dの抵抗線が0.6840米ドルにあります。現状のスポットからみて上値抵抗線が0.6770、0.6820、0.6840米ドルの順にあり、下値は0.6700、0.6670米ドルの順になります。
明日の貿易収支と小売売上高で両方悪いか、良いかで0.6670か0.6840米ドルトライか、目先の方向性がでそうです。2指数が相殺しあうと、金曜日の米雇用統計待ちになりそうです。
(2月5日14:00、1豪ドル=0.6739米ドル)
オーダー/ポジション状況
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