ニュージーランド2019年第4四半期失業率予想(20/2/4)

2月5日、日本時間朝6時45分発表予定です。

ニュージーランド2019年第4四半期失業率予想(20/2/4)

ニュージーランド2019年第4四半期失業率予想

NZの失業率が明朝発表されます。四半期毎の公表となっています。

ニュージーランド2019年第4四半期失業率予想

NZの失業率関連指標(2月4日10時現在予想)

ニュージーランド2019年第4四半期失業率予想 2枚目の画像

(1)就業者数(前期比ベース、黒い縦線より右は今回予想値、赤はゼロ)


就業者数の予想は前期比ベースで+0.3%です。前期(3Q)は予想通りの+0.2%でした。上図で見ると2016年をピークに伸び率が下がってきています。今回の予想もトレンドを変える数値とはなっていないので、雇用の改善はゆっくりとしたペースになっている様です。〇印は過去の第4四半期ですが、季節要因はあまりなさそうです。
尚、年率ベースでは予想が+1.2%で、3Qの+0.9%よりは改善していますが、2018年4Qの伸び率が下がっているので、大きな改善とは言えません。

失業率(下図(2)は2019年2Qの3.9%を底に若干悪化後に横這い傾向となっています。今回予想も前回同様の4.2%です。下図(3)の中銀発表の1995年からの失業率動向を見ると、現在の4%付近はかなりの高い(低失業率)水準にいることが解ります。

ニュージーランド2019年第4四半期失業率予想 3枚目の画像

(2)失業率(黒い縦線より右は今回予想値)

ニュージーランド2019年第4四半期失業率予想 4枚目の画像

(3)NZ中銀の失業率(青)と賃金インフレ(赤)(出所:NZ中銀HP)


上図を見ると、失業率の改善が賃金の上昇に結び付いていません。IT関連の進展で世界的な傾向と思われます。

相場については昨日のシカゴポジション215とほとんど変わりません。「今日がシカゴ締日なので、終値ベースで0.6480米ドルを越えられるか否かを確認」としましたが、昨日の高値は0.6477米ドルまでで、クリアできませんでした。現在もその水準に近いところにいますが、実際のスポットは既に切れて終わっているので、相場は0.6400〜10、0.6370米ドル方向の流れの確率が高くなっています。尚、下抜けたサポートが今日現在では0.6500米ドルで抵抗線になっています。ここを越えるか否かを注視します。
(2月4日13:00、1NZドル=0.6461米ドル)

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