ドル円108円台後半で小動き 旧正明けの中国株下落を一旦消化(2/4午前)

4日午前の東京市場でドル円は108.55-72レンジで小動き。

ドル円108円台後半で小動き 旧正明けの中国株下落を一旦消化(2/4午前)

ドル円108円台後半で小動き 旧正明けの中国株下落を一旦消化

4日午前の東京市場でドル円は108.55-72レンジで小動き。先週末に新型コロナウィルスへの警戒感が強まり、株価の下落、米長期金利の低下を伴って108.31まで売り込まれたドル円でしたが、昨日再開した中国本土の株式市場では上海株価指数が一時前営業日比8.7%超下落したものの終盤にかけやや持ち直したことで、週明けはじり高に推移。さらに、昨晩発表された米ISM製造業指数が、米中貿易交渉の第一段階合意を受けて輸出入を中心に予想外の改善を見せていたことから昨日は夜半に一時108.80まで上昇しました。
しかしその後は引き続き新型ウイルスへの警戒感も強く、ドル円は上値を追う動きとはなっておらず、正午現在は、108.67レベルでの取引。米10年物国債利回りも1.53%台で低迷、日経平均午前は23円高とこちらも様子見、また、本日香港のハンセン指数、中国の上海株価指数ともに現状はプラス圏で推移しています。

テクニカルにはドル円は先週末、昨日と一時200日平均線を下回る動きを見せましたが、何とか踏みとどまり、現状は200日線と一目均衡表の「雲」の間で上下を抑えられた形となっています。
ただもともと下落傾向にあった中で、90日線を割り込み、「雲」も下抜けてしまっているために地合いは弱く、本日108.41レベルの200日線を再度試す動きには注意が必要です。下抜けた場合には年明け1/8イランの対米報復攻撃時につけた安値107.65が次のターゲットです。

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