ユーロ圏・米国の1月PMI景況指数速報値の予想
本日(24日)、ユーロ圏及び米国の1月PMI指数が発表されます。世界的に製造業の先行き鈍化が懸念されているので、今年を占う最初の指標になります。
また、米中貿易協議の合意を受けた後の数値ですので、どの位改善を見せるか注目されます。
(今回発表予想)2020年1月24日 9時現在予想値
ユーロ圏PMI指数
ユーロ圏の製造業PMI指数は引き続き低迷中です。
既に2019年2月から50未満となっているので、今回も予想通りなら1年間悪化のままとなります。
さて1月のユーロ圏製造業PMIはやや改善、サービス業PMIは横這い予想になっています。それでも製造業の主力であるドイツが改善を見せないと、厳しい状況は暫く続くと思われます。
米国1月PMI指数
製造業 1月:52.4(レンジ52.0〜53.5)(12月は52.4)
サービス業 1月:53.0(レンジ52.1〜53.6)(12月は52.8)
(東京時間23時45分発表)
ユーロ製造業PMI指数(青)と米(灰)ISM製造業指数、日本(オレンジ)PMI製造業指数
(こげ茶:50、緑線より右側の青色が今回のユーロ圏12月製造業PMI指数の予想値)
チャートは3地域製造業PMI指数です。欧州(青色)は悪いながらも、ここ数ヶ月間は横這いで下げ止まっています。日本(オレンジ色)は2019年5月から、米国(灰色)は8月から、景況感判断の分岐点である50を下回る水準が続いています。特に米国は依然として下げ止まりをみせず、1月のISM指標次第では欧州よりも悪化しそうな事態になっています。
欧州は今回予想通りなら丁度1年間、50未満となります。過去は2011年8月から23ヶ月間に亘る50未満がありました。
チャートはユーロ円の日足になっています。
昨年9月初旬の底値から上げたサポートラインB(120円60銭)を昨日タッチした形になっています。ドル上昇ウェッジの上限はラインAの123円10銭になっています。このトレンド内のラインCを抜けたてから僅か5営業日で下限まで戻されています。今日の終値以降120円50銭未満になると下抜けが確認されます。
逆にこのサポートを維持できれば、短期のユーロ高に沿って、121円80銭、122円20銭〜30銭、122円80銭〜90銭の抵抗線狙いになります。最後の抵抗線はダブルトップに位置しています。
今日のPMI指数が最初の試金石となりそうです。
(1月24日10:40、1ユーロ=121円03銭、=1.1055ドル)
オーダー/ポジション状況
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