米12月NY連銀製造業景況指数の予想
(今回発表予想)2019年12月16日12時現在予想
11月のNY連銀製造業景況指数は予想を下回る数値となりました。レンジが2〜10でしたので、ほぼ下限の結果になっています。
下図@を見ても下降トレンドは変わらず、ここ数ヶ月は下げ止まった程度で推移しています。過去2回の高値(○印)からの下降はかなりの期間水面下(赤い線のゼロ以下)になっていましたが、今回は今年6月に▼8.6と一度マイナスになっただけです。下落幅が少ない分、回復も遅れる可能性はあります。
@NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)黒より右は今回予想
また、下図AはISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線を比較しています。NY連銀指数がボラタイルなので移動平均にしています。月々若干の振れはありますが、ほぼ正の相関です。
NY連銀指数はここ数ヶ月横這い傾向になっています。過去の横這いは○印で3回ありましたが、いずれもその後は回復しています。米中貿易の関税賦課第4弾が回避されたので、同じパターンになる可能性はありますが、もし回復するとISMも上向きになる確率が高くなります。そうすればPMI指数の改善も見込めるかもしれません。
A ISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の移動平均線
(NY連銀製造業景況指数は12月予想値を加味した移動平均線)
ドル円の日足はAとBの上昇ウェッジを下抜いていますが、先週の木・金とウェッジ下限まで戻されており、ドル下落に時間かかる形になっています。現状では新たにAと平行のCを作ると107円90銭〜110円25銭のドル高トレンドを維持していることになります。ドル高を維持しているとはいえ、ウェッジを下抜けているので、ドルの下落リスクを内包してのドル上げになっています。
上値抵抗線は109円80銭〜90銭、109円25銭にあります。サポートは109円00銭〜10銭、108円50銭となりますが、後者は先週何度も止められているので、ここを破らないとトレンドライン下限までのエネルギーが出てこないと思われます。
ドル円日足
(2019年12月16日15:10、1ドル=109円39銭)
オーダー/ポジション状況
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