ニュージーランドドル週報(2019年11月第4週)

NZ/円、短期は“NZやや強気”を維持。中期は“弱気”

ニュージーランドドル週報(2019年11月第4週)

NZ/円、短期は“NZやや強気”を維持。中期は“弱気”

今週はNZ独自の材料に乏しい中、NZドルは69〜70円でのレンジ内で上下動を繰り返す展開が続いています。足元では13日の金融決定政策会合で金利を据え置いたことや、リスク回避的な動きも弱まったことから、下値余地が限られる展開となっていますが、米中貿易協議の行方や景気先行きになお不透明感が残されており、70円台にも乗せ切れない状態となっています。

チャートを見ると、日足は10/2に付けた66.94を直近安値として下値を切り上げる流れを維持していますが、70円台乗せに何度も失敗しており70円台を回復して終えない限り上値余地も拡がり難い状態です。日足の上値抵抗は69.80-90、70.40-50、70.90-00に、下値抵抗は69.20-30、68.50-60、68.00-10にあります。68円割れで終えた場合は短期トレンドが変化して下値リスクがやや高くなります。21日移動平均線は69.42に、120日移動平均線は69.63にあり、これらを若干上抜けて推移していますが、“ダマシ”となる可能性があります。また、200日線は71.52に位置しており、中期トレンドは“NZ弱気”の流れにあります。

一方直近の週足は小陽線で切り返して下値を切り上げる流れを維持していますが、70円の壁を上抜けられない状態が続いています。また、3月に付けた76.78を起点として上値を切り下げる流れからも上抜けておらず、この週足の上値抵抗も69.90-00にあります。70円台で越週出来れば上値余地がもう一段拡がり易くなりますが、この場合でも昨年12月に付けた78.86を起点とするレジスタンスラインの上値抵抗が72.00-10にあり、中期トレンドがまだ弱いことから、NZ急伸にも繋がり難いと見られます。一方で、下値を切り上げる流れを守っており、68円割れで越週しない限り、下値余地も拡がり難い状態です。今週の週足の上値抵抗は69.90-00、72.00-10に、下値抵抗は68.80-90、67.90-00にあります。31週、62週移動平均線は70.18と72.73に位置しており、中期トレンドは“NZ弱気”の流れにあります。

NZ/円、短期は“NZやや強気”を維持。中期は“弱気”

NZドル/円【週足】:(11/14現在31週移動平均線は70.18に、62週線は72.73にあり、これらを下抜けて中期トレンドは“NZ弱気”の流れにある)

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