NZ/円、短期は“NZやや強気”を維持。中期は“弱気”
今週はNZ独自の材料に乏しい中、NZドルは69〜70円でのレンジ内で上下動を繰り返す展開が続いています。足元では13日の金融決定政策会合で金利を据え置いたことや、リスク回避的な動きも弱まったことから、下値余地が限られる展開となっていますが、米中貿易協議の行方や景気先行きになお不透明感が残されており、70円台にも乗せ切れない状態となっています。
チャートを見ると、日足は10/2に付けた66.94を直近安値として下値を切り上げる流れを維持していますが、70円台乗せに何度も失敗しており70円台を回復して終えない限り上値余地も拡がり難い状態です。日足の上値抵抗は69.80-90、70.40-50、70.90-00に、下値抵抗は69.20-30、68.50-60、68.00-10にあります。68円割れで終えた場合は短期トレンドが変化して下値リスクがやや高くなります。21日移動平均線は69.42に、120日移動平均線は69.63にあり、これらを若干上抜けて推移していますが、“ダマシ”となる可能性があります。また、200日線は71.52に位置しており、中期トレンドは“NZ弱気”の流れにあります。
一方直近の週足は小陽線で切り返して下値を切り上げる流れを維持していますが、70円の壁を上抜けられない状態が続いています。また、3月に付けた76.78を起点として上値を切り下げる流れからも上抜けておらず、この週足の上値抵抗も69.90-00にあります。70円台で越週出来れば上値余地がもう一段拡がり易くなりますが、この場合でも昨年12月に付けた78.86を起点とするレジスタンスラインの上値抵抗が72.00-10にあり、中期トレンドがまだ弱いことから、NZ急伸にも繋がり難いと見られます。一方で、下値を切り上げる流れを守っており、68円割れで越週しない限り、下値余地も拡がり難い状態です。今週の週足の上値抵抗は69.90-00、72.00-10に、下値抵抗は68.80-90、67.90-00にあります。31週、62週移動平均線は70.18と72.73に位置しており、中期トレンドは“NZ弱気”の流れにあります。
NZドル/円【週足】:(11/14現在31週移動平均線は70.18に、62週線は72.73にあり、これらを下抜けて中期トレンドは“NZ弱気”の流れにある)
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.25
東京市場のドルは154円台を回復、ベッセント氏発言がドル買い材料となるか(24/11/25)
東京時間のドル・円は、153円台まで下落していたが、次期米財務長官に指名されたベッセント氏によるドル高容認発言が伝わったことで154円台まで値を戻した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.25
ドル円 基本はレンジ見込みだが予断許さず(11/25夕)
週明けの東京市場は「行って来い」。一時ドル売りが優勢となったが底堅く、そののちVの字型の回復をたどっている。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:山中 康司
2024.11.25
ユーロ ユーロは上げても下げても売りの展開(週報11月第4週)
先週のユーロドルはウクライナ・ロシアの戦争激化懸念から年初来安値を大きく更新する一週間となりました。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2019.11.25
N$シカゴポジション(2019年11月19日現在)
ネットショートは1,100枚ほどの減少に留まりましたが、総枚数は9,900枚減になり、8月下旬時点の6万枚を割るまで減らしました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。