ユーロ圏・米国の11月PMI景況指数速報値の予想
明日(22日)、ユーロ圏及び米国の11月PMI指数が発表されます。まだFOMC(12月11日)やECB金融政策(12月12日)までには時間ありますが、両地域の製造業の悪化が止まったのか注目されます。
ユーロ圏PMI指数
ユーロ圏の製造業PMI指数は引き続き低迷中です。今回も50未満になると10ヶ月連続となります。ここ最近は下げ止まっていますが、反発力ありません。一方でサービス業は若干ながらも改善の兆しは見ています。
製造業・サービス業共に、今回予想は前月より改善見込みですが、それでも製造業は50未満ですので、芳しくありません。製造業の主力であるドイツが改善を見せないと、今後も厳しいと思われます。
(今回発表予想)2019年11月21日 12時現在予想値
米国11月PMI指数の予想
(東京時間23時45分発表)
製造業
11月:51.4(レンジ50.7〜52.5) (10月は51.3)
サービス業
11月:51.0(レンジ50.5〜53.0) (10月は50.6)
ユーロ製造業PMI指数(青)と米(灰)ISM製造業指数、日本(オレンジ)PMI製造業指数
(こげ茶:50、緑線より右側の青色が今回のユーロ圏11月製造業PMI指数の予想値)
欧州・日本・米国の3地域製造業PMI指数です。日本は5月から、米国は8月から、景況感判断の分岐点である50を下回る水準が続いています。欧州(青色)は10ヶ月連続で50未満ですが、2011年8月から23ヶ月間に亘る50未満でしたので、ここ10年ではそれに次ぐ内容の悪さです。米国(灰色)は2015年11月から4ヶ月連続がありますが、12月初発表の11月ISMが50未満ならそれに匹敵する弱さになります。
ユーロドル相場は依然として、今年1月高値から起点(それを平行に下すと2018年11月起点)としたユーロ安トレンド1.0840〜1.1260米ドル内で推移しています。このレンジ内で、短期は8月高値からの抵抗線が1.1160、10月初底値からのサポートが1.1000にあり、現在はこの3角保合いで推移しています。上限は1.1110に抵抗線があり、越えれば1.1160トライに繋げることができます。下値は1.10割れて終わると、1.0960、1.0920〜30をこなしながらの1.0880のダブルボトム狙いになります。
(11月21日13:30、1ユーロ=1.1075米ドル、120円18銭)
オーダー/ポジション状況
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