オーストラリアの賃金伸びは依然低調

(出所:オーストラリア統計局、2016年5月18日公表分)

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オーストラリアの賃金伸びは依然低調

オーストラリアの賃金伸びは依然低調

     4半期比ベースのボーナス除く時間当たり賃金の伸び

     4半期比ベースのボーナス除く時間当たり賃金の伸び

上図はオーストラリアの4半期比ベースの賃金の伸び(除くボーナス)を示したチャートです。公的機関(緑の線)の賃金伸びは横ばいとなり、ある意味で堅調な伸びを示していますが、民間(青い線)は伸び率が鈍化しています。
前期比の伸びではプラスを維持していますので収入自体は右肩上がりですが、2012年〜2013年の伸びからは半減しています。

この四半期で伸びが大きい順から、教育関係・輸送と倉庫・医療関連・金融関係となっています。一方で低いのはレンタル業・管理支援業務・メディア通信関連・製造業・建設業となっている。

賃金は消費に直結し、消費はGDPの最大項目の1つなので、この下落傾向強めている限り、金融緩和状況はまだ変わりないと思われます。

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