“豪ドル弱気”の流れ(2016年5月第三週)

豪ドル/円、短・中期トレンド共に“豪ドル弱気”の流れ。

“豪ドル弱気”の流れ(2016年5月第三週)

豪ドル/円、短・中期トレンド共に“豪ドル弱気”の流れ。

豪ドル/円は4月末の日銀金融政策決定会合で追加緩和が無かったこと、5/3のオーストラリア準備銀行の利下げ決定を受けて86円台から急落地合いとなり、5/19現在も79円台前半での安値圏で推移しています。足元の経済がしっかりとしているものの、インフレ率、雇用コストが低い水準に留まっており、RBAはこれに対処するため利下げに踏み切ったものと見られています。また、19日に発表された雇用統計は失業率が5.6%で、0.1ポイントの改善が見られましたが、フルタイム就労者からパートライマーにシフトする傾向が見られたことから、豪ドル買戻しの動きには繋がらず、豪ドル/円相場は上値の重い展開となっています。

チャートを見ると、日足は78.50〜79.00ゾーンに強い下値抵抗があり、これを支えとして反発の可能性を残していますが、80.50-60の上値抵抗にも再三ぶつかっていることや、80円割れで越週したことにより、新たな下落トレンドに入った可能性が点灯しており、下値リスクがより高い状態に変わりありません。一方で、4/27に付けた86.30の直近高値から5/6の78.18まで既に8円の下落を見ており、通常の豪ドル/円の一相場である7〜8円は一相場の達成圏内にありますから、78円割れを見ない限り下値余地も拡がり難いと見られます。日足の上値抵抗は80.50-60にありますが、これを実体ベースで上抜けた場合は下値リスクが軽減されて81.80-00近辺までもう一段戻す可能性が高くなります。下値抵抗は79.00-10と78.50-60にありますが、78円割れを見た場合は新たなエネルギーを得て一段の下落に繋がり易くなります。21日移動平均線は81.62にあり、短期トレンドは豪ドル弱気の流れにあります。

一方直近の週足は上ヒゲがやや長く実体の小さい陰線で終えており、下げ余力の強いのもではありません。このため今週は小反発に転じて上値余地を探る動きが先行しましたが、5/17に再び80.50-60の上値抵抗にぶつかって79円台前半に押し戻されています。今週足の下値抵抗が79.00-10にありますが、これを割り込んで越週した場合や、値動きの中で78円割れを見た場合は76円方向への一段の下落リスクが点灯します。週足の上値抵抗は80.50-60に、下値抵抗は79.00-10にあります。31週移動平均線は84.40に、62週線も87.77にあり中・長期トレンドは豪ドル弱気の流れに変化が認められません。

一方直近の週足は上ヒゲがやや長く実体の小さい陰線で終えており、下げ余力の強いのもではありません。このため今週は小反発に転じて上値余地を探る動きが先行しましたが、5/17に再び80.50-60の上値抵抗にぶつかって79円台前半に押し戻されています。今週足の下値抵抗が79.00-10にありますが、これを割り込んで越週した場合や、値動きの中で78円割れを見た場合は76円方向への一段の下落リスクが点灯します。週足の上値抵抗は80.50-60に、下値抵抗は79.00-10にあります。31週移動平均線は84.40に、62週線も87.77にあり中・長期トレンドは豪ドル弱気の流れに変化が認められません。

豪ドル/円、短・中期トレンド共に“豪ドル弱気”の流れ。

豪ドル/円【週足】:(5/18現在31週移動平均線は84.40に、また、62週線も87.77にあり、中・長期トレンドは豪ドル弱気の流れ)

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