A$シカゴポジション(2019年10月29日現在)

根っこのショートまで買い戻す相場になるのか注目されます。

A$シカゴポジション(2019年10月29日現在)

シカゴポジション(CME)203

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)203

主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年10月29日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル


シカゴの豪ドルのポジションはネットショート3,700枚減となり、前週に続きショートポジションを減らしネット残高4万枚強となりました。過去6週間にわたり5万枚前後で推移してきましたが、息切れ感が出ています。内訳はロングが1,300減、ショートは5,000枚減となり、総枚数でも6,300枚減で、5週前の146,100枚から32,150枚(残高113,950)減となっています。

チャートを見ると、先週新たに加えた緑の抵抗線を抜けて終わっており、現在は黒いトレンドライン上限に向けてのトライ場面となっています。その抵抗線は0.6920米ドル付近にあるので、今日のシカゴ締日が注目されます。越えれば赤いトレンドラインまで一段高を狙える態勢となり、逆に抜けないと黒いラインまでの下押しになりそうです。

実際の豪ドル米ドル相場は1月からの0.6650〜0.6950米ドルの豪ドル安トレンドラインは現在も維持されています。このトレンドライン内に10月初旬の底値からのサポートが今週は0.6795〜05米ドルまで上がっています。更に短期的な豪ドル上げラインは0.6875〜0.6980米ドルになっており、もし下限を切ると、前記の0.6795米ドルサポート狙いになってきます。
上値は0.6920〜30、0.6950米ドルの2つの抵抗線で、後者は今年1月からの豪ドル安トレンドライン上限になっており、もし越えて終わると0.70米ドル以上をトライできる相場になりそうです。

ここ1年間続いた豪ドル安トレンドから、中期豪ドル安トレンドラインの抵抗線が0.75米ドル付近にあるので、かなりの上値余地が広がってきます。シカゴは2018年4月から本格的な豪ドルのショートポジションを積み上げており、その時点のスポットが0.77米ドル付近ですので、根っこのショートまで買い戻す相場になるのか注目されます。
(1豪ドル=0.6902米ドル、11月5日14:00)

シカゴポジション(CME)203 2枚目の画像

シカゴ豪ドルポジションと締日終値のチャート

(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。
棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。

オーダー/ポジション状況

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