オーストラリアの9月貿易収支予想
(今回発表予想)11月6日9時現在
過去の推移と3ヶ月移動平均(2019年8月現在:○印は各年9月、黒線右側は今回9月予想値、緑はゼロ)
前回8月はほぼ予想通りの数値になりました。2017年央以降から豪州GDPにはプラスの貢献をしてきた貿易収支が6月をピークにして下落基調となっています。絶対値ではまだ大きい額ですが、四半期の変化率ではマイナス要因になります。どこかで下げ止まるのか、2016年10月以前の姿に戻るのか年内のトレンドが重要になります。
また、例年の9月(○印)はその前後を見るとやや上向きな数値がでています。
GDPベースでは、2018年3Qが月平均+22.08億豪ドル、2019年1Qが同+49.59億豪ドル、2Qが同+62.35億豪ドル、3Qが今回の予想値を入れて、+60.76億豪ドルですので、前年比では275%と大きな伸びになっていますが、前期比では▼2.6%になります。
豪ドル対米ドル相場は、最初の抵抗線である0.6920〜30米ドルに阻まれて、小反落しました。現在は丁度短期的な豪ドル上げサポートライン0.6875〜80米ドルで止まっています。もしここを切ってしまうと目先は0.6820、0.6795米ドル狙いに切り替わる可能性が高まります。
また、昨日のNY終値が0.6890〜95米ドルでしたので、シカゴ締日に0.6920米ドルの抵抗線を越えられませんでした。シカゴのショートカバーを誘う買いは取りあえず先延ばしになっています。
(11月6日10:00、1豪ドル=0.6888米ドル)
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