ユーロドル小動き 英議会総選挙採決待ち(10/28夕)

週明けの東京市場でユーロドルは動意無く推移。

ユーロドル小動き 英議会総選挙採決待ち(10/28夕)

ユーロドル小動き 英議会総選挙採決待ち

週明けの東京市場でユーロドルは動意無く推移。先週末に米長期金利の上昇や米株の堅調、米中貿易交渉の進展期待等米ドル要因でユーロドルは反落、1.11台を割り込んで越週しており、水準的には先週金曜より一段安い1.10台後半に沈んでいます。ただ、レンジ自体は狭く日中は1.1076-91と20pips足らず、欧州参入後はやや上値を伸ばしたものの、東京時間18:00現在も1.1090レベルでの取引です。

本日EUは大使級会合で、先週大筋で認めた英国のEU離脱延期期限を決定する予定ですが、フランスが3か月の延期に応じる方針に転じたと伝えられており、1/31までの延期の方向でまとまりそうです(18:25 最大1/31までの延期で合意と報道)。一方英国のジョンソン首相の提案した12/12の総選挙も後刻英議会で採決の予定ですが、こちらは労働党の反対で必要とする2/3の賛成票を獲得できない公算が強まっています。ただ、自由党とスコットランド国民党からは別に12/9選挙の法案が提出されており、これに合流することで早期総選挙実施に持ち込める可能性は残されている模様。引き続きボリス・ジョンソン英首相の動静から目が離せない状況です。

今週はFOMC、雇用統計等後半に重要イベントが集中することもあり、ユーロドルをはじめ各為替市場は様子見気分が強まっています。

テクニカルにはユーロドルは先週末の下落で一目均衡表の「雲」の中に沈んでいます。サポートは21日移動平均線、「雲」の下限、基準線の集中する1.1030-40レベル、レジスタンスは転換線、「雲」の上限、90日線がこちらも固まる1.1100-15レベルです。

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ユーロドル日足

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