ニュージーランドドル週報(2019年10月第4週)

NZ/円、短期は上値余地を探る動き。中期トレンドは“NZ弱気”変わらず。

ニュージーランドドル週報(2019年10月第4週)

NZ/円、短期は上値余地を探る動き。中期トレンドは“NZ弱気”変わらず。

NZ独自の注目材料がなく、また、新規材料難の中でNZドルは緩やかな上昇基調にあります。しかし、強い上昇エネルギーも感じられず、調整的な戻しの範囲内にあることから、70円超えから一段と厚くなる上値抵抗を一気に上抜けるほどの急伸にも繋がり難いと見られます。一方で68円台の足元がしっかりしており、短期的には下値余地も限られる展開が予想されます。

チャートを見ると、日足は10/2に付けた66.94を直近安値として下値をゆっくりと切り上げる流れを維持しています。中期トレンドが弱いのでNZ急騰に繋がっていませんが、8/26に付けた66.60と10/2の66.94で短期的な二番底を確認した形となっており、短期トレンドは67.50割れを見るか68円割れで終えない限り、“NZやや強気”の流れを維持します。日足の上値抵抗は69.90-00、70.40-50に、下値抵抗は69.10-20、68.40-50、68.00±10銭にあります。21日移動平均線は68.20にあり、短期トレンドをサポート中ですが、120日線、200日線は70.03と72.08にあり、中期トレンドは“NZ弱気”の流れから抜け出していません。

一方直近の週足は実体が小さく下ヒゲのやや長い陽線引けとなり、続伸となりましたが、この足が68.00近辺にあった下値抵抗に跳ね返されており、下値トライに失敗した反動で今週も上値トライの動きが先行しています。しかし、今年3月に付けた76.78を起点として上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、この週足の抵抗が70.20-30に控えていることや、これを上抜けて越週した場合でも昨年12月に付けた78.86を起点とする中期的な上値抵抗が72.10-20に控えており、これらをしっかり上抜けて越週するまでは下値リスクにより警戒する必要があります。
今週の週足の上値抵抗は70.20-30、72.10-20に、下値抵抗は68.00-10、67.40-50にあります。31週、62週移動平均線は70.96と73.00に位置しており、中期トレンドは“NZ弱気”の流れにあります。

NZ/円、短期は上値余地を探る動き。中期トレンドは“NZ弱気”変わらず。

NZドル/円【週足】:(10/23現在31週移動平均線は70.96に、62週線は73.00にあり、これらを下抜けて中期トレンドは“NZ弱気”の流れに入っている)

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