NZ 9月貿易収予想
今週水曜日(23日)の早朝にNZの9月貿易収支が発表されます。
(今回発表予想10月21日14時00分現在)
NZの貿易収支は季節要因として、例年3〜5月に黒字のピークとなり、7〜10月にかけて赤字拡大傾向となっています。特に9月が毎年の最大赤字幅を計上していることが多く、下図を見ると例年9月(○印)はほとんど底になっています。しかも2013年を除き毎年10億NZドルを越える赤字額となっており、2014年以降の9月平均は▼13.41億NZドルです。
今回もほぼ平均レベルの赤字額が予想されており、レンジ下限の▼16億NZドルが出てもおかしくありません。
NZの貿易収支推移(青)と3ヶ月移動平均線(オレンジ)
(○印は各年9月、縦の黒い線より右側は今回予想値、赤い線は収支ゼロ)
9月貿易収支の内訳予想は輸出43.0億NZドル(レンジ41.5〜45.0億NZドル、8月は41.3億NZドル)、輸入57.0億NZドル(レンジ54.0〜58.0億NZドル、8月は56.9億NZドル)となっています。8月と比較して、輸出入とも大差ない内容となっています。
NZドル米ドル相場はシカゴポジション201をご参照願います。現在の相場の地合いからみて、マイナス幅が大幅縮小すればNZドル買い戻しに繋がりそうで、逆に、予想レンジ下限を下回る赤字額を記録すれば、NZドル買戻しの勢いが減じられそうです。
(10月21日15:00、1NZドル=0.6393米ドル)
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