ユーロドル 夕刻に急伸、1.1000を回復
10日の東京市場でユーロドルは1.09台後半で堅調推移。序盤の1.0970レベルから日中一旦1.0993レベルまで上昇しましたが、一旦は後退。
しかし、夕刻欧州勢参入後に再びユーロ買いが強まると一気に1.1000を突破。直近高値を抜けて東京時間19:00現在は1.1031レベルで高値更新中です。
ユーロが上昇した時間帯にはフランスの8月鉱工業生産が発表されていましたが、前月、事前予想を大幅に下回る内容で、とてもユーロ買い材料とは考えられず、欧州勢から高値更新を意図的に狙う動きが出たものと思われます。
テクニカルには、ユーロドルは夕刻の上昇で先週後半からレジスタンスとして機能していた21日移動平均線(1.0989レベル)や基準線(1.0994)を明確に上抜け、今年6月以降の短期下落トレンドも突破、膠着状態から上放れした形です。
当面の上値めどは一目均衡表の雲の下限1.1066。ただ、テクニカルを細かく論じるには、目先の材料である米中貿易交渉や英国のEU離脱問題が大きすぎて、材料次第で如何様にでも変化しそうです。そのため現状ではユーロドルが上昇トレンド入りしたとまでは言いにくい状況です。
序盤の欧州株価指数先物はまちまち。今晩この後20:30に9/12のECB理事会議事要旨が公表され、21:30には米9月の消費者物価指数、新規失業保険申請者数の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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