ニュージーランドドル週報(2019年9月第1週)

NZ/円、短期は反転、上昇へ。中期はNZ弱気の流れ。

ニュージーランドドル週報(2019年9月第1週)

NZ/円、短期は反転、上昇へ。中期はNZ弱気の流れ。

今週はニュージーランドの重要な経済指標の発表はありませんでしたが、香港のデモの鎮静化への期待、イギリスの合意無き離脱の回避の可能性、米中貿易協議の進展への期待など、リスクオフに傾いていた為替市場にも調整の動きが出ており、新興国、オセアニア通貨は反転、上昇の流れに入っています。調整的な動きに留まる可能性が高いものの、“売られ過ぎ”の反動から当面は上値余地を探る動きが強まることが予想されます。

チャートを見ると、日足は7/22に付けた73.24を起点として上値を切り下げて来た流れから9/5の日足が上抜けて終えており、短期トレンドに変化が生じています。この結果、8/26に東京市場で付けた66.60(シドニー市場では66.32)で一旦底打ち、反転の流れに入った可能性が高く、上値余地を探る動きが一段と強まると見られます。中期トレンドが弱いため上値追いにも限りがあると見られますが、一方で、66円台の長期的な下値抵抗にも跳ね返されており、暫くは下値余地も限られる展開が予想されます。日足の上値抵抗は69.10-20、69.50-60に、下値抵抗は67.60-70、67.10-20にあります。短期トレンドは“NZやや強気”の流れにありますが、67円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、66.50割れで終えた場合は再び弱気に変化します。21日移動平均線は67.88にありこれを若干上抜けて下値リスクが軽減されていますが、120日、200日線は71.87と73.29に位置しており、中期トレンドは弱いままです。

一方直近の週足は実体が小さく上ヒゲのやや長い陽線引けとなり、上値を攻めきれずに押し戻されていますが、66円台の下値抵抗も守って越週しています。今週は週初から上値余地を探る動きが先行、68円台に値を戻して週足の形状が若干改善しています。68.50超えで越週出来れば来週以降も上値余地を探る動きが期待出来ますが、中期トレンドが弱いことから70円台の上値抵抗を上抜けるには力不足とみられます。週足の上値抵抗は68.50-60、69.60-70に、下値抵抗は67.40-50、66.90-00にあります。31週、62週移動平均線は72.56と73.71にあり、中期トレンドは“NZ弱気”の流れに変わりありません。

NZ/円、短期は反転、上昇へ。中期はNZ弱気の流れ。

NZドル/円【週足】:(9/5現在31週移動平均線は72.56に、62週線は73.71にあり、これらを下抜けて中期トレンドは“NZ弱気”の流れに入っている)

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