3. N$シカゴポジション(19年8月27日現在）

N$シカゴポジション(19年8月27日現在）

今日・明日で0.6300〜20米ドルソーンがサポートされるかを見ておきます。

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N$シカゴポジション(19年8月27日現在）

シカゴポジション（CME）194

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。


主要通貨ポジション（単位：枚）(2019年8月27日現在の数値)

シカゴポジション（CME）194

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、＋数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位（１枚当たり）：豪ドル/米ドル＝100,000豪ドル、NZドル/米ドル＝100,000NZドル

シカゴのNZドルポジションはネットショート7,800枚増で、一気に節目の25,000枚強までショートポジションを膨らませてきました。内訳はロング微増（62枚増）、ショート7,800枚増となり、4週連続で両ポジションとも残高を膨らませています。下のチャートを見ると、残高を示す青の棒グラフが急激に伸びており、節目の2万5000枚越えまで積み上げていることが解ります。
もしこのまま行くと3万枚、3万5000枚が次の節目になります。

またチャートは黒のサポートを下抜いてからのNZドル売りが強まり、赤いトレンドラインの下限が0.6320米ドル付近ですので、現在のスポットは下抜いています。明日のシカゴ締日まで戻せるのかがポイントになります。

実際のNZドル米ドル相場は、先週コメントの中で0.6300米ドル付近までの下値が想定されるとしましたが、現在は丁度このサポートで止まっています。現在短期的なNZドル安トレンドラインが0.6280〜0.6360米ドルにあり、5営業日で25〜30ピップス下がっていくので、週末には0.6250〜0.6330米ドル付近まで下値余地が広がります。今日・明日で0.6300〜20米ドルソーンがサポートされるかを見ておきます。

上値はNZドルの下落リスクを減らすには0.6360米ドルを越えて終わることが必要になります。引き続き豪ドルの抵抗線0.68米ドルを横目で睨みながら、万一、上値を越えた場合にはNZドルも連れ高リスクが高くなるので、ショートは様子見になります。
（1NZドル＝0.6306米ドル、9月2日13:45）

シカゴポジション（CME）194 2枚目の画像

シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート

（ご参考）直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ（青）はネットポジション（左目盛）、折れ線（オレンジ）は締日のNY終値（右目盛）になっています。

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