オーストラリアの7月貿易収支予想
(今回発表予想)9月4日12時現在
過去の推移と3ヶ月移動平均
(2019年6月現在:○印は各年7月、黒線右側は今回7月予想値、緑はゼロ)
前回6月は予想を大幅に上回る黒字額となり、上図をみても2018年以降、黒字額が急激に拡大しています。さすがに今回(7月)は前回を下回る70億豪ドルの予想ですが、それでもかなりの黒字額です。
ただし、GDPベースでは、第1四半期が平均50.5億豪ドル、第2四半期が同63.40億豪ドルですから、仮に第3四半期の平均が70億豪ドルになっても、伸び率は大きくなく、貿易黒字のGDP貢献度はかなり低くなります。もし63.4億豪ドルよりも下回る数値になれば、マイナス要因になります。
また、各年のトレンドは年始から年末にかけて右肩下がりになっています。2018年にこの傾向がなくなっていますが、永遠の右肩上がりはありえませんので、そろそろ注意するタイミングかもしれません。
豪ドル対米ドル相場は、0.6700〜10米ドルのサポートを維持し、豪ドルは大きく買い戻されています。昨日のNY時間帯にISM製造業景況指数の悪化で、豪ドル買いになり、今日の豪州2Q・GDPも予想通りの数値にも関わらず0.6780〜85米ドルまで買われ、現在も高値圏で推移しています。ちょうど0.6790〜0.68米ドルの抵抗線手前で止まっています。
この抵抗線は非常に重要で、今日以降越えて終わると、豪ドル安トレンドの中で、ショートの買戻し局面に入れます。この場合は0.6830〜40、0.6870、0.6910〜20米ドルの順にある抵抗線を試す流れとなります。
もし越えられない場合は再度0.6700〜10米ドルのサポートの固さを確認することになります。
(9月4日14:50、1豪ドル=0.6774米ドル)
オーダー/ポジション状況
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