アメリカ7月貿易収支予想
(今回予想:2019年9月4日10:00現在)
6月までの推移と今回予想値(発表値は黄色の折れ線で、今回分は○印)
灰色の折れ線:モノの貿易収支
黄色の折れ線:財とサービスの収支(通常発表分)
青の棒グラフ:対中国
オレンジ:対日
本日21時半に米国の7月貿易収支が発表されます。米中貿易交渉が激化を辿っていますが、2018年7月〜2019年6月までの過去1年間の月平均が▼534億ドルとなっており、今回の7月予想がまさしく平均そのもので、米国の貿易赤字自体はあまり減っていません。
一方で、同時期の対中からの輸入は月平均で▼344億ドルで、今年上半期の平均は▼302億ドルでしたので、明らかに中国からの輸入は10%以上も減少しています。
上図を見ても、米国から見た対中貿易収支(上図の青い矢印)も減少していることが解りますが、ここ数ヶ月は横這い傾向となっています。9月から第4弾の関税賦課が開始されましたので、この分がどの様に変わってくるのか2ヶ月後からその答えが出ます。
一方、下図は中国の7月までの貿易収支推移です。5月分以降は黒字が拡大していますが、7月(+450.6億ドル)は6月(509.8億ドル)比で微減となりました。
現状では米国の減少分を他国への輸出で補っている形です。今年2〜4月のような大幅減になると、中国経済鈍化が鮮明になりそうです。
中国貿易収支推移(単位億ドル)
ドル円相場はドル安トレンドが継続しており、先々は105円00銭〜10銭、104円40銭〜50銭を狙う形になっていますが、目先は105円50銭〜106円40銭レンジで時間調整しています。
従って、レンジ下限を切れてくると上記のサポートトライ、もし上限を抜けた場合には106円90銭、107円20銭の抵抗線を試す流れになります。
短期的にドル下落リスクが減じられるのは後者の抵抗線を越えて終わる必要があります。
(9月4日12:50、1ドル=105円95銭)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
来週の為替相場見通し『トランプトレードと円キャリーの組み合わせがドル円を下支え』(11/23朝)
ドル円は、今週前半にかけて、一時153.28まで急落する場面が見られましたが、週末にかけては一転154円台後半へと持ち直す動きとなりました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2019.09.04
ドル円 上下動はあるものの、引き続きレンジ内か(19/9/4夕)
トータルで2円を超える戻りを記録している。下値リスクはかなり軽減された感を否めない。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2019.09.04
(表題訂正)ドル円 株価を睨んで106円(×105円)近辺でのもみ合い(9/4午前)
4日午前の東京市場でドル円は106円をはさんで方向感無く推移。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。