“豪ドル弱気”の流れ(2016年5月第二週)

豪ドル/円、短・中期トレンドともに“豪ドル弱気”の流れ。

“豪ドル弱気”の流れ(2016年5月第二週)

豪ドル/円、短・中期トレンドともに“豪ドル弱気”の流れ。

豪ドル/円は4/28に日銀の追加緩和見送りによる円の急騰と5/3のオーストラリア準備銀行の利下げ決定を受けて急落地合いとなった流れの中にあり、反発力の鈍い展開となっています。国内の足元の景気は緩やかな拡大基調を維持していますが、RBAは今回の利下げ措置はインフレ圧力が予想以上に低下したためと説明しています。

チャートを見ると、日足は4/22の86.39を戻り天井として反落、5/6には78.18を付けています。5/13現在79円台半ばで小康状態を保っていますが、反発力が鈍く下値リスクが高い状態に変わりありません。一方で79〜80円ゾーンは中・長期的な下値抵抗が厚く、一旦すり抜けても押し戻される可能性の高いポイントです。再び80円台半ば超えまで値を戻した場合は若干下値リスクが軽減されますが、この場合でも82円台はまだ大きな壁となる可能性が高いと見られます。日足の上値抵抗は80.50-60と81.70-80に、下値抵抗は79.00-10にあります。21日移動平均線は82.57にあり、短期トレンドは豪ドル弱気の流れにあります。

週足も2週連続陰線引けとなり、直近の週足が2/11に付けた77.59を起点として下値を切り上げて来たトレンドラインを下抜けて越週しています。今週は上値トライの動きが先行していますが、新たな下落トレンド入りして間もないので、反発余地を試した後の反落に注意が必要であることから、豪ドル買いは底打ちを確認するまで様子見が基本です。また、79円割れの越週となった場合は74〜76円方向への新たな下落トレンドに入る可能性が高くなるので一段の下落リスクに注意が必要となります。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は81.70-80に、下値抵抗は78.90-00にあります。31週移動平均線は84.66に、62週線も87.99にあり中・長期トレンドは豪ドル弱気の流れに変化が認められません。

          
  豪ドル/円【週足】

             豪ドル/円【週足】

(5/12現在31週移動平均線は84.66に、また、62週線も87.99にあり、中・長期トレンドは豪ドル弱気の流れ)

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