豪中銀によるGDP・CPI見通し(出所:オーストラリア中銀HPから5月9日公表分)
(1)GDPと消費者物価指数
今回公表分で明らかな差異は消費者物価指数の見通し下げ(矢印部分)になっています。しかも、2018年の3年先まで0.5%の物価下げを見込んでいます。
(2)不確実性が起きた場合の予想範囲のブレ(上段がGDP、下段がインフレ見通し)
濃い青は70%の確率で収まるとの見通しで、薄い青は90%の確率で収まるとの見通しです。
オーストラリアのGDPは他国と比べても着実な成長を記録しています。しかしながら、雇用改善が賃金に結びついていないことや中国を中心とした新興国の景気不冴えを要因にインフレが予想を下回るとの見込みで5月3日に利下げを実施しました。インフレ見通しのブレ次第ではまだ利下げ余地を残している様です。
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