オーストラリアの7月住宅建設許可件数予想
(今回発表予想)8月29日10時00分現在
豪州の6月住宅建設許可件数は予想(+0.2%)を大きく下回る▼1.2%でした。
今回も予想は平均で+0.0%となっており、悪化に歯止めが掛かった程度で、下のチャートをみても移動平均線はまだ水面下です。豪州中銀もまだ一部地域(首都圏中心)しか回復していないと判断しており、悪化傾向から脱却した程度と捉えています。
2019年6月現在までの推移と3ヶ月移動平均、及び2019年7月予想値を加味
(前月比ベース:緑はゼロ、黒い線より右側は7月予想、○印は2018年7月)
(チャートには2019年6月までで、7月予想値は加味していません)
米中貿易問題が豪ドル安の材料になっていて、今後は住宅が貿易問題による景気下落の下支えの材料になれるかが注目されます。その意味で前年比ベースが徐々にですが、マイナス幅は減少しています。
豪ドル対米ドルの相場は、依然として0.6720〜0.7010米ドルの豪ドル安トレンドラインを維持しています。今週26日のシドニー市場で0.6689米ドルまでの下ヒゲだけの抜けがありますが、実態部分では下値を守っています。このトレンド内の0.6790〜0.68米ドルに抵抗線があるので、ここを越えて終わらない限り短期でも豪ドル弱くトレンドラインに沿って下がっていく形になっています。もしこのトレンドラインを下抜いた場合は0.6680〜90、0.6660米ドルに軽いサポートありますが、0.6560〜80米ドルゾーン方向のトライになりそうです。
シカゴポジション193内にある0.6680〜0.6820米ドルレンジで当面は対応し、レンジ抜けだけ注意する形です。
(8月29日13:15、1豪ドル=0.6730米ドル)
オーダー/ポジション状況
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