ドル円106円台から反落 未だ方向感は出ず(8/29午前)

29日午前の東京市場でドル円は小幅反落。

ドル円106円台から反落 未だ方向感は出ず(8/29午前)

ドル円106円台から反落 未だ方向感は出ず

29日午前の東京市場でドル円は小幅反落。朝方は106円がらみで推移していましたが、昨晩の米株高を受けて前日比プラス圏で始まった日経平均株価が短時間でマイナスに転じたため、ドル円もそれに歩調を合わせて下落。日経平均午前は101円安の20,377円で終了、ドル円は11:30現在105.85-90レベルで取引されています。

昨晩は東京時間の105.60-90レンジでの膠着の後、米主要株価指数が原油先物の上昇等を手掛かりに続伸したことから、市場のリスク回避姿勢がやや緩みドル円も106円台に乗せました。しかし、本日午前中アジアの主要株価指数が軟調に推移したことでドル円も元の水準に戻った形です。

未明に米国のムニューシン財務長官はブルームバーグのインタビューに答えて米国が現時点でドル相場に介入する意向は無いと述べ。また、50-100年の超長期債発行を検討していることを明らかにしました。ただ、これらのニュースにも為替市場は反応薄でした。

ドル円は新規材料待ちのこう着状態が続き、テクニカルにはドル円は引き続き21日移動平均線(本日106.20近辺を下降中)と転換線(105.60)の狭間での取引です。ただ、21日線の下降により徐々に両者の間隔が狭まってきており、今後上下どちらを抜けていくことになるのかは引き続き注目されます。

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