3. A$シカゴポジション（2019年8月20日現在）

A$シカゴポジション（2019年8月20日現在）

先週金曜日の米中貿易戦争激化で今朝も豪ドルが下落しており、現在はちょうどその黒いサポート付近で推移しています。

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A$シカゴポジション（2019年8月20日現在）

シカゴポジション（CME）193

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション（CME）193

主要通貨ポジション（単位：枚）(2019年8月20日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、＋数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位（１枚当たり）：豪ドル/米ドル＝100,000豪ドル、NZドル/米ドル＝100,000NZドル

シカゴの豪ドルのネットポジションは前週とほとんど変わらず、ネットショートをわずか100枚強減らしただけで、62,800枚を維持しています。内訳はロングが4,000枚減、ショートも4,100枚減で、総枚数では8,000枚強の減少となりました。先週に続きポジション調整してきました。

チャートを見ると、終値では横這いとなり、まだ赤い緩やかな豪ドル安トレンドラインの下限を回復していません。今回新たに黒いトレンドラインの下限を加えました。ここが0.6720〜30米ドル付近にあります。先週金曜日の米中貿易戦争激化で、今朝も豪ドルが下落しており、現在はちょうどその黒いサポート付近で推移しています。明日の締日で切れれば、更に豪ドルは一段安狙いになります。また赤いラインの下限は0.6820米ドル付近にあるので、ここを回復してくれれば、豪ドル安トレンドの中で戻り高を狙える流れに入れます。

実際の相場は0.6720〜0.7010米ドルの豪ドル安トレンドライン下限に当たっています。朝方のシドニー市場で0.6690米ドルまで下がっているので、下ヒゲでは抜けていますが、まだ騙しの範囲内ですので、今日以降の終値を注意します。0.6680米ドル未満で終わると、新たな豪ドル安狙いになります。この場合は0.6560〜80米ドルゾーンに強いサポートあり、上下繰り返しながらのトライになりそうです。

一方で、0.6720米ドルを守りきり、0.68米ドルを越えて終われれば、豪ドル安トレンド内での戻り高値を試す流れに入れます。この場合は0.6850、0.6880〜90米ドルに抵抗線が控えています。シカゴのポジションが節目の6万枚で横這いしているので、積み増しして7万越えになるか、一度持ち高調整して5万枚程度まで減らしていくのかここ1〜2週間が山場になりそうです。引き続き0.6680〜0.6820米ドルのレンジを想定して、レンジ抜けに注意します。

（1豪ドル＝0.6728米ドル、8月26日14:20）

シカゴポジション（CME）193 2枚目の画像

シカゴ豪ドルポジションと締日終値のチャート

直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ（青）はネットポジション（左目盛）、折れ線（オレンジ）は締日のNY終値（右目盛）になっています。

オーダー/ポジション状況

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