ユーロドル膠着状態
28日の東京時間にユーロドルは小動き。日中レンジは1.1084-98の15pips弱に留まり、夕刻欧州勢参入後も特段の動きなく、東京時間18:30現在は1.1090レベルで取引されています。
夕刻、英ジョンソン政権がエリザベス女王に対して10月半ばまでの議会閉鎖または休会を要請し、10/31の合意なきEU離脱を阻止しようとする議会の動きを封じる見込み、との報道が流れています。
これを受けて英ポンドは対ドルで一時1.2290近辺から1.1257まで急落しましたが、今のところこの動きはユーロには波及していません。
一方、イタリアのマッタレッラ大統領は本日中に「民主党」と「五つ星連合」の連立の可否を確認したい考え。前与党の「民主党」は今回不信任案で辞任したコンテ首相の首相続投は受け入れる意向ですが、「五つ星運動」のディマイオ党首の副首相続投には難色を示している模様で予断を許さない状況です。連立成立となればユーロに幾分買い安心感が広がるものとみられる一方、連立不成立で総選挙となればユーロ売りは避けられず、今晩の重要な材料となりそうです。
ユーロドルは前週末のドル長期金利低下で急上昇の後は、じり安推移となっており、本日も米10年物国債利回りは1.46%台に低下していますが、その割にユーロの買戻しが鈍い印象なのは、上記の英国のEU離脱問題やイタリア政局の不透明感が影を落としているためと考えられます。
序盤の欧州株価指数先物は軟調に推移。本日この後、20:00に米MBA住宅ローン申請指数の発表がある以外はあまり重要な経済指標の発表は予定されていません。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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